5月16日(月)





5月14日(土)の尾上松緑さんのブログに 坂東三津五郎さんとCAPONEで飲んでいる時に三津五郎さんから注意されたエピソードを例に出して、短縮言葉や省略言葉が好きでは無いという事が書いてありました





ちょっと引用します










―[亡くなった坂東三津五郎の兄さんと片岡亀蔵さんと三人で、名古屋のカポネと云うバーで飲んでいた時かな
僕が「新皿屋舗月雨暈」を「魚宗(ウオソウ)」と言った時に三津五郎の兄さんに、叱られるまでは行かなかったけれども、ちょっと注意と云うか、助言を受けたんだ
『お前も歌舞伎役者ならそう云う略し方をするな、あの芝居を「ウオソウ」とか「魚屋(トトヤ)」とかって言いたがる奴は通振りたいだけの素人だ、本当にあれを演りたいと思っているなら、外題通りか「宗五郎」と言った方がいい、それと同様に「奥州安達ヶ原~袖萩祭文~」を「安達三(アダサン)」、「近江源氏先陣館~盛綱陣屋~」を「近八(キンパチ)」、「絵本太功記~尼ヶ崎閑居~」を「太十(タイジュウ)」、「曽我綉侠御所染」を「御所五郎(ゴショゴロ)」、「権三と助十」を「権助(ゴンスケ)」等も、あまり好ましくないね、演し物をする役者になりたかったら普段、演目に対する接し方から敬意を持ってちゃんと真っ正面に向き合うべきだ』と云った様な話だった
成程、その時に確かに脳天を撃ち抜かれた様にハッとしたよ
少々、潔癖過ぎるかも知れないけれど、何だか僕にはとても良く納得が行った話だったんだ
そして、何事にも真っ直ぐな三津五郎の兄さんらしいエピソードでしょ
だから、僕はそれ以来、芝居の外題は略さない様に心掛けている]―






というすっごくいい話が書いてありました





共感、共感、大共感です!




本当にその通り!





三津五郎さんらしい話だし、松緑さんらしい本当にいい話だなぁ……と感心しました





僕もこのような短縮言葉が好きでは無くて、なるべく略さない事を心掛けています





三津五郎さんは芝居に対する取り組み方が本当に真摯で真っ直ぐな人でした




演技にしても、台詞の言い回しにしても、踊りにしても、実に丁寧に細かいところまで きちんと後輩達に教える人でしたねぇ……




ですから、そういったちょっとふざけた感じのする言い方は、芝居に対して失礼な気がして嫌だったんでしょうね





それをちゃんと納得して理解して 今でも実績している松緑さんはとっても素敵な役者さんだと思います!




天晴れです!!