4HORSEMEN | HWD+e

4HORSEMEN

この時期、ホースメン人事は大変を極めた。ホースメン最終章、ジャレットとヘニング。くだをまき、入ってすぐに抜けていくが、両者とも当代きってのホースメンマテリアルだった。

ある日押しかけて来たホースマンが一人。紛うことなき、アポカリプスの渦中の人物となる、大物主の命。しかし既にベンワーは脂が乗りかけてきていたし、マクマイケルとも契約が残っていた。4ホースメンに5人いようと6人いようといいとは思うのだが、そうもいかない流れ上、誰かが抜けるというナンセンスを強いられる。

結果としてアンダーソンはこの時期に、引いてリタイアし、ホースメンのマネージャー格に退いている。最後はジャレットと戦い、ロープドのパッケージで敗れ、ジャレットが入れ替わるような、見習いの?メンバーとなる。これが第10次ホースメン。

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ジャレットは素晴らしかった。ホースメンにしたい候補の、まさに筆頭格だった。だからこそ彼には至極まともなホースメンとしてのメインメンバーシップと活動を、長期間保障してやりたかった。WCWとて、彼を次のフレアーにすると腹を決めていたのなら、マクマイケルを切るくらいの英断すら、あってしかるべきだったと思っている。いや、無法のNWOに対抗するためには、そも4人にこだわる必要もなかったのだ。

ジャレットはこの間に、後にホースメン入りするマレンコからUSタイトルを奪うが、しかし間もなく、ヘニングを引き入れるために抜けろと言われたりする。

ジャレットはわずか4ヶ月でホースメンを追われるが、脱退直後にはフレアーとバッシュで、USタイトル戦を闘っている。ジャレットはこの秋には、WWFに戻って行き、そして2年後にはまたWCWに帰って来るのだが、駆け足でも、是が非でもこの時期にホースメンシップとフレアー戦を経験させる必要があったことが伺える。

そう、なぜならジャレットは、こそは、極め付きのホースマンだから、ホースメンの歴史にはっきりと名を刻んでおく絶対性があり、またフレアー戦もPPVのタイトルマッチとして、残しておくことが必務だったからだ。

ジャレットはWCWの最後を任せられ、それを終わらせてしまうのだけれど、ジャレットと心中なら仕方ないというのは、WCWのファンなら誰もが納得済みのことだった。だからこそジャレットをNWOにしたり、ルッソだニューブラッドだブッカーTだと、ブレブレの政策で切迫感を希薄にしてくれたのは、興醒めでもあった。

WCWはジャレットをリーダーとした、ジャレット規模のホースメンで、小さな運営をして行く手もあった。ジャレットは後にそれを、TNAでやったわけなのだけれども・・・。

そのジャレットを追い出す必要はそもそもなくて、ヘニングを入れてマクマイケルにお役御免とすれば、これは凄いホースメンが出来上がっていたとは思う。いや、マクマイケルを出す必要もなく、6人で、いやマレンコも入れて7人で、NWOを叩きまくれば面白かったのにとは、思わずにはいられない。

なぜそれが出来なかったのか。ハルクやビショフの政治力か? いずれにせよそれを実現すべく、我々はもっと騒いでもよかったのではと、今は感じる。我々のホースメン美術は、あの時は鋭敏ではなかったように思う。

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