1,29,11, サウスボストン | HWD+e

1,29,11, サウスボストン

MACW。ミッドアトランティックチャンピオンシップレスリング。聞き慣れた名称。有名なのは70年代80年代の、JCPジムクロケットプロモーションの通称名。後のWCWであり、吸収されてWWEに至る。

しかしMACWは今もミッドアトランティックエリアにあり、ここらあたりでは老舗に近い新NWAのメンバーであり、毎回800とも、多い時では1700とも言われる観衆を、月末に?集め続けている。

とは言え、JCPとの、資本的な継続性はなく、古くとも97年か98年頃に新たに出来た、新MACWである。ただ、タイトル的継続性は主張していて、かつてJCPが管理していて、85年に封じた、ミッドアトランティック・ヘヴィー級王座を、歴史を次ぐことを謳いつつ、運営している。

去年のNWAニュービギニングスのショーで、リングのロゴが、MACWのものだったのは記憶に新しいところ。このあたりのレスリング人気は高く、多くのインディー系が数え切れないショーを打っているが、ずっと変わらず安定して活動を続けているのはここ、MACWだ。

多くのインディー系・・・例えばSCW。スーパースターズチャンピオンシップレスリング=NWAカロライナス・プロ? 先日リード・フレアーとクリス・ハムリックの間で、SCW-X-Div.タイトルを復活させたと話題になっていた。

ところがそれきり聞かないななどと忘れていたら、誰かがリードとハムリックの、MACWでの一戦を、YTに上げてくれた。結局MACWでも組まれるのだな、やはりここらあたりでこのカードが行われるのならばと。

1/29/11、サウスボストン、VA.。メーンはバフ“ザ・スタッフ”バグウェルが、新しい“ミスター・ミッドアトランティック”、リッキ・ネルソンに挑戦する、ミッドアトランティック・ヘヴィー級タイトルマッチ。セミではリッキー・モートンがジェフ・ルイスを叩いている。

ミッドカードではリック・スタイナーがラシアンアサシンを一蹴していて、その前に、ECWオリジナルのハイフライング・クリス・ハムリックと、“プロディジー”リード・フレアーが熱戦を展開している。リードは敗るるも、グッドマッチで成長の跡を当然見せる。

トライセップスを軽く叩く仕草が親父そっくりだ。チョップは力強く、鋭くなっている。サンセットフリップは見せなかったが、序盤は流れるカレッジムーヴからファイヤマンズキャリーでひっくり返し、さらにレッグブロック、ヒップドロップからフィギュアフォーをつなぐ。

ハムリックの飛び技を食い、最後は翻弄されて終わった感があるも、今はこれでいいのだろうと思う。まだ大きな体躯を持余している。早く思う存分ビッグムーヴを使わせてやりたいとも思うが、そう遠くない未来にそれは容易に訪れるだろう。まだ野暮ったいが、今はそれすらもいい。

つまりリードが、MACWにいることの事実。大きな声援を受け、それをハムリックが嫌って外すことの、今日現在の既なる現実。

当然として来るべき日。800は入っているハウスの、MACWの、大声援。勝者ハムリックはストラットでリードをなんぞする。大声援の中、ただ敗者として佇む新人。それでいい。それでいいのだ新人リード。落ち着いて、それをしっかり受け止めろ。それがこの日の受け止め方の正解だ。

腰は決して浮かせず、真正面を向き据えて、ルーキーとして、来たるべき日に向けて、今は着実にしっかりと、階段を一歩づつ、踏みしめる時なのだ。