crosschop
72年か73年に、初来日した新人のフレアーを金網でボコっているのだから、木村はこの時既に、金網の鬼と言われていたのだなぁ。
今から38年も前のこと、この国では、金網デスマッチなるものが、田舎の体育館しかりで、どんどん地方興行されていたということになる。水戸黄門の裏で、これは流されてそこそこ数字も取っていた。早大アマレス出身、八田の愛弟子吉原の、苦肉の木村論。
リキドゼンの体勢に反発し、海外に逃げ、名を上げ帰り、吉原を頼ったヒロ・マツダ。ジャーマンスープレックス。テーズにホッジ、英ジョイントのロビンソン、ビリー・ジョイス、トニー・チャールズ、ホルスト・ホフマン、アンドレ・ロシモフ、ゴッチ、アンガス、アルバート・ウォール・・・。
早稲田卒のインテリアマチュア、国際的に通じよとの理想に燃えたIWE。英国の衝撃彼利羅便臣を常駐させ、エースに据えた。なぜか?スペイン本部のIWAタイトルだが、その元は羅便臣のヨーロッパ選手権であり大英帝国選手権での、ブリティッシュコモンウェルスタイトルの一種である。
AWAガニアとも提携し、経由させてアンドレやロビンソンをアメリカに送り込んだ。IWEがなければ、リック・フレアーもレッスルマニアⅢもなかったかもしれないのだ。
ロビンソンAWA後、ボディビルダー小林、小さな巨人井上で意地るが、ロビンソンやカマタまで持っていかれて、黒タイツ金網でスミルノフやベーカーを迎え撃ち続けるしかなくなっていった。ロビンソンのバックドロップのようなバックスライドと卍のスクリュージョブ、カマタ→ロビンソンと渡ったPWFタイトル。IWEと平行して、当事の人達は色んなものを見ていた。
カンフー前の復活ビリー・グレアムを呼ぶ。生ブルーザーが何年振りかで来る。80年の16時に間に合った子供達は、プレシャス・ポール・エラーリングのプライムを拝めた。アイオワのカリスマ、ロッキー・ブリューワーを見れた我々はラッキーだった。のべつまくなしに乱発された後期の木村金網だが、彼らにとっても木村との金網は、一周したいい思い出だろう。
木村はもちろん、当時のIWEのエース、ロビンソンから教えを受けた。どっしりとした下半身から繰り出す安定した人間風車のフォーム。木村がこの島屈指の、ダブルアームスープレックスの名手であることを物語る。意外に?器用で、風車固めや裏四の字などという珍しい技も使えた。金網の鬼という売り方見方は、木村を型にはめ込み過ぎてはいなかったか。
猪木戦でいきなりエンズイ蹴られてから、我々の記憶はもう無い。アームブラスターでのラッシングラリアットに限らず、ラリアットはレスリングを荒れたものにしてくれた。木村の場合は倍はいい技に見えた、クロスチョップにこだわった方がよかった。
アンドレをボストンクラブでひっくり返す・・・猪木には出来なかった迫力のシーンだった。ボックウィンクルの金髪を頭突きで流血に追い込む・・・鶴田には出来なかった芸当だった。
こんばんわ事件や卵などもう晩年。本来ならあのまま引退してもよかった。馬場アニキやマイクマイクなども知らん。今事木村と言われて何を思い出すか。それは雨土塊に汚れた国プロのポスターの中央に配された、木村の絵になるダブルアームスープレックスのモノクローム。IWEホールのダブルアームスープレックスの思い出とともに、IWA王者、木村、去る。
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