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 SDのICタイトルフュードが、久々に?軌道に乗っているの感。このふたりに新チャンプのシェイマス、ジグラー、スワッガー、エスコバー、ヴァンス・アーチャー、ミズも加えて、急激に新顔が台頭して来ているこの頃、皆個性の付け方には苦労しているな、の印象も。


 長い髪、結えてみたり、髭の形を変えてみたり、シングレットにしてみたり、短い髪は立たせてみたり。金髪は撫で付けて、赤髪で異常に色白だったり。かぶらないように被らないように。


 一方で新技開発競争も。中には危険過ぎないかと思える技も。シェイマスはバックブレーカーを使うのを控える方向?のようだが、マッキンタイアのバックブレーカーもモリソンのスターシップもかなりリスキーな技だ。ギャロウズの逆フルネルソンのアレなど、受けるのを嫌がられても当然のモノだ。アーチャーの逆DDTも、いにしえのスコーピオンデスドロップだとはいえ、あらためてバンプが心配になる。


 ドリームストリートとは、いい技だろうか。クリエイティヴィティあふるる、次代の王者に相応しい名刀だろうか。なぜコブラクラッチでしっかり決められる何かを身に付けられないのだろう。一方でマスターロックが、ギラリ伝統の切れ味を見せつける。


 星のタイツで、構わないベアードと髪。トップロープからダイヴして、一瞬マッチョマンかと見紛うパンク。多分マッチョマンを意識してのことなのだろう。リーサルもいつの間にか、完全にケンタッキーヴァージョンに衣替え。完全体で新しい個性など、もう見つかるものでもないのかもしれない。何かを踏襲、襲名して行くのが理なら、それは正しく、スマートな形で持っていきたい。G2Sなどというヒザ蹴りは、果たして理に適ったレスリングのフェアウェイか。


 オクラホマ出身、2度のオールアメリカン、笑うキングコングといった印象のジャック・スワッガー。やはりどうしても、スティーヴ・ウィリアムスに見える。ターンバックルにワンクッションさせるオクラホマスタンピードを使い、ますます自ら、オクラホマ臭、ウィリアムス臭を撒き散らす。ここも襲名されていく。


 スワッガーがECW王者だった時など特に、ECWはMSWAに見えた。深南部の独特の、パワープロレスリング。オクラホマはレスリング文化的には、独特の色を発散する。キャッチとカウボーイレスリングとインディアンレスリングの交錯地。マクガーク、ホッジ、ブリスコ、ワッツ、スタンピードヘイライド・・。


 86年夏、前田を抱えてポストにガツン! よく前田がキレなかった。90年、谷津をヘッドギア姿にドカン! よく追放にならなかった。90年最強タグではメリークリスマス&ハッピーニューイヤー! そして小橋とのジ・バウト。


 ドクター・・・そのあだ名が、今はとても使い辛い。危険なマネも多く、また、危険な目にも多く遭った。しかし、こんな事態には、正しく悲しみたい。この島でも、もっとも大きなスターだった、このビジネスの一角に正しく睨みを効かす、珠玉の個性、のために。


 大晦日にこの報を聞く。歌わず笑わず、殴り合いも観ず、29日のECWを観て、ドリーマーの演説を聞きながら、複雑な交錯地点で、深蓋をややウエットにしながら、いつしか年越し。



I Love It Loud /KISS
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