ECW新王者パンクで思うこと
ECWタイトルはパンクに移動。色のある演説とともに、フレアー、HBKの道を歩まんとしていたモリソンに、待ったは掛けられた格好だ。
我々に何が出来るか。我々にはコレはオカシイ、アレはヘンだと、そう声を上げることしか、出来ないのではないか。
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我々は彼が使っていたことは分かっていたのにもかかわらず、何も言わず黙っていた。彼だけではない。我々は他の多くの者を、おそらくそれが近因で失ったのにもかかわらず、追究して来なかった。
何がよくて何がよくないか。今でもプロホルモン系のサプリメントが市販されているのも、ひとつの事実。マグワイアが70本を打った時に、MLBがアンドロスティディオンを認めていたのも、これも事実。映画俳優や一般のウェイトトレーニーや男性ストリッパーが、プロホルモン系のサプリメントを、いつでも簡単に使用出来るのも衆知の事実。日本の薬局でも、一般女性向けに、ゼナドリンが売られていたのも、これまた事実。その一方で、IOCがカフェインまで禁止の対象にしていることも、これも事実。
今やプロホルモン系のサプリメントの世界はアンドロ時代から格段の進歩を遂げ、ひと昔前のアナボリックステロイドそのものより、高効果だとも言われる。IOCがカフェインまで禁止の対象にしているその横で、スポーツサプリメントの専門家と称す人達が、アスリーツに付っきりで、ドーピングチェックへのアドヴァイスを怠らないのだ。
副作用がなければいいのか。或いはスポーツの本質への逆行が問題か。もしくは単純に倫理観か。
オールナチュラルのボディビルディング・コンテスト。ウィナーですら、RRRに劣る迫力しか有さないことに、逆に驚く。しかも彼らは、いつもそのコンディションを保持しているわけではないのだ。
74年、突然変異と言われた“スーパースター”の大きさは、おそらく今のアヴェレイジ。“インモータルワン”や“トータルパッケージ”ですら、6パックを常に頑強に維持していたわけではない。“ナイトロ”の編み上げられたようなアブは、やはり看過できない異様さだった。
ウェルネスポリシーが、どこまで機能するものなのかは分からない。オリンピックではやれていることになっている。FDAが許可する効果的なサプリメントもある。スポーツ科学は日進月歩。アスリーツの選手寿命も伸びている。それほどグレードは落さずにも、済むようには思う。この際ハウスショーを軽減してでも、スーパースターズの見た目の品質は、落すにあらずとも思う。
パンクはカリズマティックなスターで、ECWの新しい顔になってくれるに相応しいとは思う。パンクにはこの機会を、モノにしてくれるよう願う。そしてモリソンへは、このインダストリの、次代を担う者としての自覚の教育を、是非望む。
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