皆様こんにちは、事務員Kです。

社会保険、厚生年金、明細を見るたびに少し嫌な気持ちになりますよね。

 

そもそも累進課税制度をご存知でしょうか?

ものすごく簡単に言うと稼いでいる人ほど税金が多くなる制度です。

下記は国税庁のサイトからの引用です。https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.ht

1,000円 から 1,949,000円まで 5% 0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10% 97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23% 636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33% 1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで 40% 2,796,000円
40,000,000円 以上 45% 4,796,000円

ご覧の通りに所得の半分が税金になることすらあるんですね~。

お金持ちは悪!みたいな風習がありますが、そのお金持ちが国を支えてくれているわけです。

ちなみに所得にも種類があって計算方法が違います。ややこしいですよね本当に。(ちなみに10種類あります。)

 

たまたま機会があって調べていたんですが、相続税も累進課税制度が採用されています。

表は載せませんが取得金額が6億を超えると税率が55%になるそうです。恐ろしいですね。

ここで、私にしては珍しく不動産会社らしい話をしようと思います笑

不動産を相続する際には、その不動産の購入価格を評価額としません。

1億円で買った不動産の評価額は2千万円という可能性だってあります。

そもそも販売価格は売主の任意の額ですし、再開発などで時価が急騰することだってあります。

なので有形資産、ひいては固定資産としての評価額を算出し、それをもとに税額が算出されるんですね~

 

タワーマンション、億ションってあるじゃないですか?

あれこそ時価と評価額にとんでもない差がありまして。

現金1億円と評価額5千万円の不動産であれば、全然相続税が違うんですよ。

そのため富裕層の相続税対策として人気だったんですが、2024年から税制が変わりました。

簡潔に言えば評価額が高くなったので、相続税も高くなったという話です。

所得に税金、不動産の取得に税金、さらに相続をする際にも税金......。なんなのこの国......。