韓国映画「ハッピーログイン/原題：好きになって」

韓国映画「ハッピーログイン/原題：好きになって」좋아해줘をHAT神戸１０９で見てきました。
なぜ見落としていたのか謎ではありますが、昨日の朝映画館のチェックを始めたら１０月１５日から日本公開だったみたいで、そのまま見にいきました。
本日水曜日はHAT神戸１０９は、レディースデーで、
大人１８００円の所１１００円です。
※追記：HAT神戸１０９では
平日の朝一と夜遅い分は大人１３００円で見られる場合があります。劇場でお確かめください。
なお毎月２２日はカップルデーで、どんな組み合わせでも２人で２２００円です。

主演は、イ・ミヨンさんとユ・アイン君、キム・ジュヒョクさんとチェ・ジウさん、カン・ハヌル君とイ・ソムちゃん、そしてハ・ソクチンさん。

ジウ姫の映画、日本公開は久しぶりではないかなと思いますが、「２度目の二十歳」とはまた一味違うキュートさが見られました。
「ホジュン～伝説の心医」のキム・ジュヒョクさんのお人よしのシェフ、どこの街にもいそうな普通の人っぽくて、そこが魅力的で素敵でした。

「キム・マンドク～美しき伝説の商人」のイ・ミヨンさんは、共演者に厳しいことで有名な脚本家ですが、それが災いしてヒットメーカーでありながら新作の発表ができるかギリギリの人気脚本家。
「チャン・オクチョン」や「密会」のユ・アイン君は、韓流スターですが、除隊後新作を決めかねていて、育ててもらったイ・ミヨンさんとは現在ぎくしゃく中。

キム・ジュヒョクさんを慕い、実の兄ように何でも相談する、事故で耳の聞こえない作曲家にカン・ハヌル君。
同じくキム・ジュヒョクさんの店に通うイ・ミヨンさん担当の新米PDはイ・ソムさん。

韓国公開が２０１６年２月だったので、割と早い時期の公開だなと思います。
３組のカップルの恋模様なのですが、１組だけでも十分１本映画が撮れる俳優さんたちで、少々押し込み過ぎの感は否めませんが、それぞれ弾けていて楽しかったです。
絡み合った事情を経てハッピーエンドになります＾＾

親兄弟はほとんど出てこないので、ドロドロ部分はほとんどないので、そういうのがお好きな方は物足りないかもしれませんが、女流監督が脚本も書いた作品のようで、SNSを通しながら細やかな恋の心理戦が続きます。

ラストのエンドロールも、韓流スター役のユ・アイン君のアクションシーンが入っていて最後までお得感がありました。
それと…赤ちゃんがとってもかわいかったです。←２人で演じていたと思うのですがお目目クリックリでした。

☆「ハッピーログイン/原題：好きになって」좋아해줘
２０１５　韓国　１２３分

あらすじ　ネタバレ注意！

昇進や結婚に興味のないCA(客室乗務員)のチェ・ジウさんは、チーフにゴマすりをする同僚を横目にコツコツためたお金で独立する計画達成まで目前。
うまい創作料理でお客の絶えない小さな町のオーナーシェフのキム・ジュヒョクさんは、ようやく恋人との結婚にこぎつけ新居を契約するのですが、お人よしゆえに逃げられてしまいます。

気難しい大家のチェ・ジウさんとの出会いは最悪だったのですが、チェ・ジウさんも詐欺に遭い、逆に１間を貸すことになり、同居が始まります。
お節介なキム・ジュヒョクさんはSNSつながりで知り合いのエリート医師のハ・ソクチンさんを紹介してあげるのですが…

キム・ジュヒョクさんの店に入り浸る常連客のカン・ハヌル君は高校生の時に交通事故に遭い耳が聞こえなくなりピアニストの夢をあきらめるのですが、お母さんの努力もあり人の口元を見て読み取ることができるようになり普通の人には耳が聞こえないことを気づかれることなく暮らしています。
今は人気作曲家となっていますが、仕事関係者にもその秘密をほとんど知られることなく、聴導犬と暮らしています。
友人は階下の少年とキム・ジュヒョクさんくらい。

キム・ジュヒョクさんの店で偶然出会ったイ・ソムさんに一目ぼれするのですが、カン・ハヌル君の方は初恋状態で奥手なので何度もヘマをやらかすのですが、仕事は新米のくせに恋愛は達者なイ・ソムさんがリードしていきます。
お節介なキム・ジュヒョクさんも何かと２人を気遣います。

イ・ソムさんの担当脚本家は、気難しいことで有名なイ・ミヨンさん。
新作の主演男優が決まらず制作も白紙に戻りかけ、犬猿の仲と思われているユ・アイン君に声かけしてイ・ミヨンさんに叱られます。
イ・ミヨンさんに見いだされ韓流スターとなったユ・アイン君は除隊後の新作を検討中です。
久しぶりに会った２人はぎくしゃくしているのですが、実はユ・アイン君にとっては初恋の人で、イ・ミヨンさんにとっても憎からず思っていた年下の男で、守るために遠ざけていたことがわかってきます。
再びSNSでアタックしていくユ・アイン君。

途中テンポが落ちて若干もどかしい部分もありますが、ラブコメ好きなら楽しめると思います。
ジウ姫だけでなくキム・ジュヒョクさんもおっちゃん臭さを出しつつ弾けていてかわいかったりします。

イ・ミヨンさんも相変わらずおきれいですが、男勝りで化粧っ気のない仕事女子が垣間見せる恥じらいに男性ならやられちゃうのではないでしょうか。

ユ・アイン君は現実ではもうじき入隊だろうと思いますが、つい現実と仮想がごちゃ混ぜになりそうな設定でした。
ラスト近くの空港で走るシーン、走るだけなのに格好いいんですよね。

カン・ハヌル君は才能豊かな音楽家で人気もありますが、失った聴覚に絶望とコンプレックスを感じる繊細な青年を演じていて、魅力的でした。
イ・ソムさんはお初でしたが、表情が豊かで、そんなに美人さんとは思えなかったのが、終盤いとしく思えてきました。うまいです。

ハ・ソクチンさん、出番は多くないですが、割と重要なところで登場します。

オムニバスにせず、これだけのカップルや人間関係をつないでいくのは難しいことですが、フェイスブックやツイッターやラインなどのような現代人が日常使っているSNSを持ってくることで短く収めることができたのだろうと思います。

キャスト…濃い字をクリックするとプロフィールや画像確認できます。

★売れっ子脚本家チョ・ギョンア役