クォン・サンウさんの韓国映画「探偵なふたり」

韓国映画「探偵なふたり/原題：探偵：ザ・ビギニング」탐정：더 비기닝を、HAT神戸１０９で昨日見てきました。

実は、家族が順番に病気だったりして、イ・ビョンホンさんの「追憶の剣」をなかなか見に行けなくて、終わりかかっていたので、行こうとググっていたら、「探偵なふたり」、ちょうど２月２０日から始まったところだったので、つい、こちらにしてしまいました。

いつからなのでしょうか？
１０９の受付が、神戸ハーバーランドの受付みたいに自分で入力する方法に変わっていました。
今までのような受付も残されていますし、係の人もまだたくさんいて、わからなければ教えてくれますが、だんだん人がいらない時代になってきましたね。
駐車券は、チケット購入後に、今までの受付（向かって左側）で手続きしてもらいます。

限定かもしれませんが、クォン・サンウさんのポストカードを、モギリの時にもらいました。

「探偵なふたり」は、コメディ色の強いミステリーです。
クォン・サンウさんが、２児のパパなのですが、全然格好良くありません（笑）
奥さんのソ・ヨンヒさんに鞄でボコボコに殴られるは、事件の方も犯人に殺されかけるは、ええとこなしです。
格好いいクォン・サンウさんを見に行くと残念感漂います。
でも、人間臭くってどこにでもいそうな平凡な男デマン、魅力的です。

「応答せよ１９９７」「応答せよ１９９４」など「応答せよ」シリーズで、イ・イルファさんと、ヒロインの両親を演じているソン・ドンイルさん、警察大学出身のエリート刑事だったのですが、とある事件で左遷され、肩身の狭い思いをしている状態です。
刑事らしく銀髪の短髪に、刑事コロンボ風のトレンチコート姿です。
クォン・サンウさんも憬れて途中から着こむのでＷトレンチです（笑）
コミカルな演技を前面に押し出している訳ではありませんが、随所に小ネタを仕込んでいて、やはりうまいですね。

イ・イルファさんは、ソン・ドンイルさんの奥さん役で特別出演しています。
でも「応答せよ」シリーズのようにラブラブではなく、倦怠期の夫婦を演じています。

「ミセン-未生」の課長役のパク・ヘジュンさんは、ソン・ドンイルさんの直属の部下の刑事で、クォン・サンウさんの幼なじみで親友です。

「秘密」の弁護士や「ナイン」のイ・ジヌクさんの親友の医師を演じているイ・スンジュンさん、クォン・サンウさんやパク・ヘジュンさんの先輩で、肉屋の主人で出てきます。

「神のクイズ」シリーズの大学病院の法医官事務所の所長チョ・ヨンシルを演じているパク・チュンミョンさんが、パン屋さんで出てきます。

入院患者で、終盤オ・ジョンセさん、ちらりと出てきます。

クォン・サンウさんとソ・ヨンヒさんの赤ちゃんミンジ、出番多かったのですが、お名前わかりませんでした。
泣くシーン元気いっぱいで憎らしいくらいでしたが、ニコニコ笑っている時は、かわいかったです。

☆「探偵なふたり/原題：探偵：ザ・ビギニング」
탐정：더 비기닝　The Accidental Detective
２０１５　韓国　１２０分

「探偵なふたり/原題：探偵：ザ・ビギニング」は、クォン・サンウさんとソン・ドンイルさんが主演です。
邦題の「探偵なふたり」…クォン・サンウさんはマンガ喫茶の主人ですし、ソン・ドンイルさんは刑事です。
なので、この邦題も微妙です＾＾；
原題の「探偵：ザ・ビギニング」ってほうが、やはりぴったりです。
シリーズ化していきそうな終わり方だったので、”その２”が、もしできたら、邦題でもいいかもネって感じです。

ここから、あらすじです。
ネタバレ注意！
犯人はさすがにカキコしていません。

クォン・サンウさんは、ネットで事件を推理するサイトを運営しているらしいのですが、冒頭でさらりと出てくるだけであまり強調されて出てはきません。
マンガ喫茶経営と子育て頑張っています…と言いたいところなのですが警察に入り浸って取り調べの合間に推理の数々を披露しているというか、邪魔をしているお邪魔虫です。
なので、ソン・ドンイルさんとは犬猿の仲で、お出入り禁止寸前です。

「主君の太陽」に出てきたホン・ウンテク君が、長男ゴヌを演じているのですが、けなげで賢くてかわいいです。

結婚６年目で、２人目の赤ちゃんができたところなのですが、生活のため、奥さんのソ・ヨンヒさんがお仕事に復帰した２週間目あたりからお話は始まりまっています。
ソ・ヨンヒさん、お化粧きちんとすると、本当におきれいですね＾＾

奥さんの代わりに育児を頑張らないといけないですし、お店も頑張らないと、マンションを買ったところなので、やばいはずなのですが、ついつい推理に明け暮れたいクォン・サンウさんです。

実は刑事になりたくて、親友パク・ヘジュンさんと受験したのですが、左足の怪我がもとで、不合格になったつらい過去があります。

１年前の未解決の殺人事件にこだわっていたクォン・サンウさん、第２、第３と続く殺人事件に関係あるのではと、睨んで推理を始めます。
が、パク・ヘジュンさんが、イ・スンジュンさんの奥さん殺しの容疑者として捕まり、育児も店も放り出しソン・ドンイルさんにお願いして手伝いを始めます。

ソン・ドンイルさんの刑事としての名言と、推理マニアのクォン・サンウさんの本で読んだ知識がぶつかり合います。

クォン・サンウさんの推理が勝っているように思えていたのですが、終盤に向かっていくと、ソン・ドンイルさんの刑事の直感も鋭いものであったのがわかります。

ラストに近づくに連れてアクションシーン増えてきて主演の２人頑張っていて、ミステリーらしいドキドキハラハラも増えてきて緊張しますが、全体にゆるーく進んでいきます。

ソン・ドンイルさんのほうが、アクションの見せ場では頑張っていたんじゃないかしら＾＾

クォン・サンウさんのお約束の筋肉見せもなく、素敵なアクションもなく、今までの御曹司やアウトローのイメージを封印して、新しいクォン・サンウさんの魅力を見せた作品だったと思います。

ミルクをあげたり、おしめを変えたり、おっぱいの後のゲップなど、きっと実生活でも子育てされていたんだろうなぁと、つい妄想させる、赤ちゃんとの繊細なシーンが多かったです。

奥さんに呆れ果てられ、すがりつくシーンは、”愛してる”の一言より、ハグやキスシーンより強烈に”サランヘヨ”と言っているように見えました。

事件を解決したものの恐妻家の２人、性懲りもなく新しい仕事を始めようとします。
次回作があったら、うまく“探偵なふたり”になれるのでしょうか（笑）

スピード感ありましたが、複数の交換殺人事件ということで、大量の犯人…誰が誰やねん…となってしまいました。私の知らない俳優さんが多くて、そこだけが残念でした。

R１５でしたがエロはほとんどなく、グロもさほどではありませんでした。
ただ赤ちゃんのウンチのシーンは多かったかな＾＾；

ミステリー部分は映画をご覧になったほうがよろうかと伏せておきます。

プロフィールのできている俳優さんです。太字をクリックしてお読みください。

★カン・デマン役