年間106頭の犬を茨城県動物指導センターに送った古河市からの回答 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ

東北本線に駅を有する古河市は、宇都宮文化圏であり東京にも出やすく、常磐線沿線の茨城県と街とはカラーが違う街。


昭和レトロの商店街。歴史と文化を感じさせる素晴らしい町です。



ところが犬の管理が全くできていません。


茨城県にある44自治体が、それぞれ1年間に飼い主不明の犬を何頭、茨城県動物指導センターに送り込んでいるのか。

茨城町に次いで2番目に多い古河市は、年間106頭の犬を笠間にある茨城県動物指導センターに送っています。






106頭。

昨年度、古河市は数回にわたり、多頭飼育崩壊による茨城県動物指導センターへの大量収容を招き、2月の殺処分再開の要因を作った自治体です。

多頭飼育崩壊の背景にあるはずの、人の福祉はどうなっているのか。













昨年度は、古河市の犬も、私たちボランティアたちも、相当苦しみましたよ。


クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

針谷市長。




茨城町町長、町議会議長

古河市長、市議会議長

鉾田市長、市議会議長

小美玉市長、市議会議長

神栖市長、市議会議長

笠間市長、市議会議長

下妻市長、市議会議長

筑西市長、市議会議長



 

動物愛護行政に係る公開質問状


1.

茨城県動物指導センターが過密となり小さなスペースに数十の犬が詰め込まれているのをご存知ですか。また、実際にセンターの様子を見にいらしたことがありますか

 

2.

2022年度には茨城町から頭の飼い主不明の犬が茨城県動物指導センターに送られて収容されたのをご存知ですか。

 

3.

野犬や迷い犬をなくすための根本的な改善を促すために、何をすべきだと思いますか。

 

4.

貴市の住民への飼い方指導について2020年度、2021年度、2022年度に行った具体的な施策とそれに関わる予算額と出金額をご回答ください。またその効果の有無をお答えください。

 

 

5.

貴市の避妊去勢の推進について何をされてきたかお答えください。2020年度から2022年度、予算額と出金額、効果について)

 

6.

貴市のこれまでの動物愛護に関する学校教育についてお答えください。(2020年度から2022年度、予算額と出金額、

効果について)

 

7.

貴市では、飼い主不明の犬猫を飼い主に返還するため、どのような取り組みをされてきましたか。その結果、センターに送る前に、何頭の犬猫が飼い主の元に戻りましたか。2020年度から2022年度の各年度についてお答えください

 

8.

貴市から多数の犬を茨城県動物指導センターに収容したために、センターは過密となっておりますがこれについて県との間で話し合われたことがありますか。

 

9.

貴市では動物愛護条例や動物愛護協議会はお持ちですか。

 

10.

貴市では迷い犬猫を預かる施設はありますか。

 

11.

貴市では飼い主不明の犬猫に対処するため動物病院や獣医と連携されていますか。

 

12.

貴市では預かりボランティアを登録する制度はありますか。

 

13.

里親希望者を登録する制度はありますか。

 

14.

貴市では迷い犬を畜犬登録と照会していますか。

 

15.

貴市では里親会が開催されていますか。

 

16.

貴市には動物保護団体やボランティアがいますか。情報共有や連携はできていますか。

 

17.

飼い主不明の犬猫の問題を解決するため、動物愛護の取り組みや住民啓発を集中して行えるよう、独自の収容施設を作って解決して頂くことはできないでしょうか。

 

18.

50頭を超える数の犬を送り込んでいる貴市の動物愛護行政を改善するために、何をされますか。



 

誠に勝手ながらファックス、メール等にて6月10日まで御回答賜りますようお願い申し上げます。



    古河市からの回答












減らすために、どうすればよいか、これで道筋は立っていると言えるのでしょうか。


昨年度の反省は全く見られません。


福祉課と連携して多頭飼育崩壊を未然に防いだり、学校教育に力を入れるなど、ガラリと変えるための努力がこの回答には見られません。


古河市から来た多頭飼育放棄の犬たち。


オスは7号室に詰め込まれ、兄弟のうちで壮絶な噛み殺しが繰り返されました。


弱い子たちは負傷または殺されました。しょっちゅう噛みつきや叫び声をあげていた犬たち。私たちも止め,バケツの水をかけてケンカを止めました。が、個別管理をせず放置した茨城県動物指導センター。死ななくて良い命が残酷にも奪われていった。止める立場にある職員たちが手をこまねいていた。


茨城県の、飼育管理のあり方に、犯罪性を認めない警察や行政や環境省。


令和4年、下半期に7号室にいた、古河市の犬たちを、忘れません。


議員さんのなかに、茨城県動物指導センターを査察した方はおられますか。


古河市からセンターに移動したあと、どうなったか、追跡された方はいますか。


古河市の犬たちを。


犬たちに罪はありません、人が蒔いた種で苦しむのです。


笠間に送ったら、厄介払いしたら、あとはもう、どうでも良いのでしょうか。


あの子たちの相当数が、噛み殺されたことを。


本来なら、古河市から県に対し、質問状や改善要求をしても良かったのでは?


殺処分をゼロにするための条例をご存知ですか。


古河市の皆様、ぜひ、ご自身の問題として捉えてください。


亡くなった古河市の犬たちのため、無駄死にさせず、茨城県を良くしてください。


進んだ宇都宮文化圏から、発信なさってください。



by鶴田真子美(おかめ)