常総で炊き出し支援のお手伝い | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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飼い主さんは避難所にいらして、わんちゃんは自宅にいる、というお宅。

物資を届けながら、リードがからんでいないか、ご飯が与えられているか、見に行きます。

畳は入らず、寒さを遮るものはなく、飼い主のおじいさんは寒いご自宅にはしばらく戻れないと思います。

大工さんが足りなくて、工事や修繕が進まない常総。
このところ、寒気の流入で、1月並の寒さです。

台所が使えずに、また家の片付けで忙しいために、コンビニ弁当が続いている、
避難所の夕御飯もセブンの弁当だそう。
たまにはいいけれど、毎日だとつらいです。

被災者の皆さんに元気になって頂くために、避難所や公民館などで、市民団体による炊き出しが企画されてきました。

災害発生直後は、がっつり系の炊き出しが多かったけれど、被災者からはライトなものやスイーツなども喜ばれます。

食べないと元気も出ません。まず、おなかを満たし、からだを暖かくして。

昨日は栃木から焼きそばの名店の炊き出しが橋本町の幼稚園でありました。

園児250名と、御近所の皆さんに、栃木の焼きそば4種をふるまう炊き出しです。


常総野犬の預かりで、お世話になっている栃木のマスターが、名物のじゃがいも入り焼きそばを作りに幼稚園に来られました。

常総シェルターのお世話の前に、お昼時、私もそのお手伝いに出かけました。




コロッケを揚げるマスターの奥さま。



男爵ゴロゴロの焼きそば。

園児たちも列を作り、4つのお店やさんで、味の違う焼きそばをそれぞれ少しずつよそってもらいます。



だしのきいた塩焼きそば(日光)、
太麺ニラ焼きそば(鹿沼)、
じゃがいも入りの焼きそば(栃木市)、
常総焼きそば(石下の橋の近く)

お手伝いをしながら、焼きそばの食べ比べをし、焼きそば道の奥の深さを感じ入った一日でした。

大人の皆さんにはパックに詰めてお渡しします。
寒いなか、行列を作り、お待ちになっていた皆さんの指先は、つららのようでした。
ぎゅうぎゅうにして芋を詰めました。





焼きそば職人の皆さんは、芸人のような方々でした。個性溢れて、辛口の冗談の連発に、常に爆笑。

焼きそば職人の面々。



最後に幼稚園でお茶を振る舞われました。


(焼きそばはどれもおいしく、はまりました。夜もさっそく自宅でまた焼きそばを作ってしまいました。)

焼きそばを食べに来られた被災者の皆さんに、犬猫のことでお困りはないかを尋ねました。

小さなお子さんたちは、可愛くて元気で、きちんとお礼が言えて感心でした。

先生たちも、盛り付けを手伝って下さいました。

雨のなか、ほっと明るい空間が、常総の町なかに生まれました。

栃木のマスターさん始め、焼きそば職人の皆さん、お疲れ様でした。園児たちに、楽しいひとときを、ありがとうございました!焼きそばは、皆大好きですから、また常総に来てほしいですね。

お腹が満ちたら心も暖かくなります。


夕方から常総シェルターお世話です。

いつみ。

さふ。

今日は、支援物資を下さいましたフライボールチームの川坂様が常総シェルターのお手伝いをしてくださることになっていました。助かります。

そして、お仲間の平山ガンマンさんが、お散歩を手伝って下さいました。

平山さんには先月には土浦のシェルターにもお越しいただいたそうで、物資を頂き、協力のお申し出に感謝しております。

茨城県のことを心配されていました。福島も大変ですのに、申し訳ありません。

サブといつみ。
常総犬たちは、犬同士のマナーがわかっていて、へたな喧嘩にはならないのが偉いなと思います。喧嘩をふっかけないし、攻撃したりもなく、それぞれがマイペースで、安心していられる雰囲気になってきています。

ここは、安心できる場所だよ、と。
人間は怖くないからね。




常総シェルターには水道がないので、お水もペットボトルで汲んで運びます。
洗い物にも、飲料にも、清掃にも、水は貴重、
今日はたくさん予備ボトルが置いてあり、助かりました。

シーズーのぺちゃんの飼い主さんが、いつも助けて下さいます。細やかに、犬の気持ちを理解され、黙々と淡々とお世話され、感謝でいっぱいです。

ぺちゃんといっしょにアパートに入居できることになりました。皆様にはご心配頂き、申し訳ありません。暖かなお洋服や毛布を送って頂き、ありがとうございました。しっかりお届け致しました。CAPINでは、ぺちゃんと飼い主さんに最後までサホートを続けていきます。

今日もぺちゃんは、常総シェルターにお父さんと来てくれていました。夜もちゃんと暖かな場所にいます。大丈夫です。皆様も安心しておやすみ下さいませ。


By おかめ