避難所にて「餌は邪魔だからいらない」 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ

浸水した常総市にペットの救援物資を届けてきました。


旧水海道市内は水が引き片づけをする人々や車、

ガレキの山で大変込み合っていました。

避難所では日中は、家の片づけや仕事に出ているらしく、

避難している犬・猫も人もあまり見かけません。

ただ、フードは置かせて貰い、必要な時に

持って行って貰える様お配りしてきました。




そんな中、浸水当初5-6頭の犬猫を保護した

「あすなろの里」に今回もフードを置かせて欲しいと

お願いした所、「邪魔だから要らない」と断られました。


邪魔??耳を疑いました。

この言葉は職員同士が話しているのを

たまたま聞いたのですが、救援物資を邪魔扱いされるとは・・・。


職員の話によると現 在150人程の方が被災して寝泊りしているが、

あすなろの里は当初からペット受け入れ不可で、

問合せがあると断っていた。他を聞いて欲しいと・・。


ただ ペット同伴可の避難所はどこかを所長でも把握していない為、

救援本部に聞いて欲しいと言って電話を切っていたそうです。




水が迫って大事なペットと一緒に逃げようと電話したら断られ、

しかも何処に行けばいいのかも教えて貰えない。

さぞや困った事でしょう。

なのでペットは外に内緒で繋いで

避難していたのです、あすなろの里に。

おかめ代表が外に繋がれている犬・猫を数頭保護したそうです。


つくば市もそうですが、職員がペットの数を把握していない。

なぜならペット同伴不可だからではないでしょうか。




「フードを置かせて貰えば、150人の中で

知り合いにペットを飼っている人がいたら情報を拡散でき、

取りに来られるので置いて下さい。

余ったフードは責任を持って当会が引き取りに来ますから。」

ここまで話しても最後には所長が出てきて断られました。


150人の人達の事で手一杯でフードの管理迄出来ないそうです。

別に生ものを置いてくる訳ではなく消費期限1年以上もある

ドライフードを置くだけなんです。


この対応は理解し難い、久々に怒鳴ってしまいました。

「人も動物も同じ生き物なんですよ!!!」




もう時間の無駄と思い、帰りにまた 常総市役所に置かせて貰うため

車から運んでいたら、自転車の女性が「これは貰えるの?」と聞かれ、

どうぞ!と2袋の猫フードをお渡ししました。

「店が開いてないから助かるわ」

その後も市役所に来た人達が貰えるんだ~と持っていかれました。


埃にまみれ、重さに汗し、渋滞の中 持って来て良かった!!

先程の怒りは消えました。

やはり、必要なんですよ。大事な家族を持っている方達には。



これを励みに又頑張れます。           

                      byナナ




ご寄付をたくさん頂戴しております。

保護・救援活動を優先させて頂いているため、

ブログへの更新が遅れております。

大変申し訳ございません。


また、皆様の暖かいお気持ちで、毎日たくさんのメールや電話を頂いております。

メールご返信にお時間を頂く場合がございますので、

何卒ご了承くださいませ。