国民皆保険制度を考える 4 | ボヘミアンのブログ

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国民皆保険制度を考える 4



この国民皆保険制度はいまでも画期的な制度だと思います。

どこが画期的かというと、国民全員に同じレベルの医療を保証する一方で、その負担は当然国も負担しますが、個々の国民がその収入に応じて負担するということです。

つまり、一言で言えば「不公平の公平」ということです。収入の多い人にとっては、負担が多くて受ける診療は負担の少ない人と同じだというのですから、負担の多い人からは大反対の声が上がっても不思議ではありませんでした。ところが、それほどの反対の声はそのような人たちからは上がらなかったのです。これは、アメリカで国民皆保険制度を導入する際に所得の多い層は大反対だったののと対照的です