「家族を日本に残して単身駐在してます」と言うと、
「えぇっ、大丈夫なの? 恋しくない?」
「子どもの面倒、誰が見てるの?!」とパレスチナっ子によく言われます。
当方としては胸を張って
「だんなと義父母が見てます!」
「現代のテクノロジーがあるから私はビデオ通話で大丈夫!」
「寂しいけど、長い人生の中でたった6ヶ月だしね」
と答えており、大体の場合には
「すごいねぇ…パレスチナへようこそ、歓迎だよ」
と言ってもらっています。
娘の写真を見せると、皆メロメロになってくれるのでありました。
(そしてお互いの子どもや親戚を自慢し合う時間に突入。)
が、残念ながらたまに変な奴にも会います。
個人的な統計によると変人率が高いのはタクシー運転手で、
世間話から始まったはずなのに、会話の雲行きが怪しくなると
「仕事、大変だろ? 君には誰か必要じゃないのかい?
例えば俺、疲れた君にマッサージしてあげるよ(キリッ)」
とか言う訳です。
(走る車に軟禁されているので一番面倒なパターン)
なみ:「あー要らない、ほんと要らない、友人で満たされてるもの」
変人:「絶対に必要だよ! 俺は君の家やホテルでも大丈夫だよ」
なみ:「…あなた、指輪してるよね。結婚してるでしょ?
奥さんへの敬意はどこに置いてきたのかな?」
変人:「家族は地元にいるから大丈夫だよ。
君には現地に旦那が必要だよ。俺とかさぁ」
いや、必要だとしても君じゃないから。
その頭のCPU入れ替えて出直してきたらいいよ。
人がなぜ誰かを必要とするのか、その本質を君は全く分かっていない。
「浮気はしてもOK、でも絶対に相手にはバラさず墓まで持っていくこと」
というルールがある我が家。
だんなくんは「ちゃんと墓まで秘密にしろよ笑」と笑っていましたが、
今のところ全くその気配は無さそうです。
そしてそのまま、もうすぐだんなくんが現地訪問にやってきます。
「だんな来たよ!」って、友人に見せて回るのが楽しみです。笑