2006年春、大学2年目を終えようとしていた私は
友人と一緒に、シリアのアレッポにいました。


ダマスカスからおんぼろバスに揺られてたどり着いた先には、
こぢんまりした、トンネルみたいなアレッポのスーク(市場)。
トンネルを通り抜ける私たち2人が日本人と見るやいなや、
かわええシリア少年たちが無邪気に歌を披露してくれました。


「ターンターンターヌキーノ◯ーンターマワー♪」



誰だよ、
子どもにそんなもの教えたの!! 
Σ(°△°|||)




しかも複数の子どもらが次々と歌ってくれるわけです。
タドモル(パルミラ)ではラクダ乗りの兄さんが
「フォー!!!」(レイザーラモンHG)を披露して後ろでカクカクしてくるし、
ほんと日本人観光客しょーもない。笑
ついでに痴漢に遭いました。
しょーがないね、女性に触れるなんて君たちにはアバンチュールだもんなぁ。
そしてこの頃の私はウブだった。話し言葉のアラビア語も全く分からなかった。



$なみぶろ
城の前でのんびりするおじさまがた。たばことナッツで一服。

$なみぶろ
弟を乗せてチャリをこぐ少年。いいチャリ乗ってるね。

$なみぶろ
幼い妹に旗を持たせたがる兄ちゃん。結局彼女が笑顔で旗を握ることはなかった。笑

$なみぶろ
夜、アレッポせっけんのお店の前で。日本では高いせっけんも、ここでは数十円。







でね、
この人たちが住んでる、アレッポの市場が、

燃えたんです。
つい昨晩のことです。




ニュース:シリアでの戦闘でアレッポの歴史的地区が炎上





信じたくない現状。
私に衝撃を与えてくれたタヌキの少年達、
もう高校か大学生くらいになってるだろうけれど、
家族ともども無事なんだろうか。学校は開いてるの?



そして、先日アイルランド人の友人にかけられた言葉を思い出しました。



「君のアラビア語を研ぎ直しておきなよ。
 今日だって、シリアやリビアで事件が起こってる。
 君のその語学が、必要になるんだ」



うん。分かってる。
でも、一体どう使えるっていうの?





悩みながら、細々と企みを始めました。
紛争をなんとかできるほどには、私は高いところには居ない。
けれど、何かしなきゃやってられない。