「マイ、スーダン以外にどこか他の国へ行った?」


「15歳の時に、アメリカへ行ったよ。
 それから、招聘プログラムで韓国へ行ったかな。
 シリア、ヨルダン、パレスチナ、エジプト、スーダン、
 ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、
 オーストリア、イタリアにも行ったの。
 来年は、多分中国へ行くかな」


「マイは、CAPEDSの仕事で食べてるの?」


「ううん、これはボランティアなの。
 私には3つの仕事があるのよ」


「どんな仕事?」


「うーんとね、ひとつはIT企業。サイトの管理をするの。
 ひとつは、イギリス発祥のNGOで働いてる。経理なの。
 最後は、アフリカン・レストラン。
 どれも大好きだよ」


「マイ、あなたはとてもラッキーなひとね」








……うん、私はとてもラッキーなの。


スーダンの女の子たちと、そんな話をしていました。







ちゃんとお給料が入ってくる。
それも、好きな仕事で。


父も母も、元気に暮らしてる。
妹も犬も、何だかんだで幸せに暮らしてる。


好きな人と、結婚できる。
彼の国を、訪ねることができる。
お義父さんもお義母さんも、義妹さんもみんな素敵なひと。


旅ができる。行きたい国へ、
ビザの問題もなく。


自分のしたい、勉強ができる。
自分が望んだことを、勉強してきた。
おかげで、自分がやりたいことを実現できる。


大好きな友達が、まわりにたくさんいる。
みんな、私に元気と勇気をくれる。


先天性の病気があったけど、
大病院での手術のお陰で、今は問題なく生きてる。






わたしは、とてもラッキーです。