皆さま、ご無事でいらっしゃいますか。
皆さまの大事な方々は、安全なところにいらっしゃいますか。
キャペッズのメンバーは茨城にも住んでいますが、幸いなことに全員無事です。


地震の起こった金曜日、私は横浜の勤務先にいました。
あまりの揺れにスタッフ一同オフィスを飛び出し、近くの山下公園へ、のち高台へ避難。
夕方まで待ってオフィスに戻り、貴重品を回収し、
横浜市内の後輩の家に身を寄せていました。
その日は後輩と交代で寝ながら、勤務先で運営している募金サイトでtweetを続けていました


土曜日はオフィスに出勤。
余震に怯えながらNGO情報を集め、緊急支援募金ページを立ち上げて募金受付を開始。
大して被災もしていないのに、ストレスのせいか寝ても寝ても眠くて、
食べても食べてもお腹が空いて。
日が変わる頃に千葉の家に辿り着いても、食べてばかりいました。


後輩と一緒に作った非常食のおにぎりが美味しくて、
「お米って、食べるとこんなにホッとするんだ」って。
食べたくても食べられない方々に申し訳ない気持ちを抱えながら、
仕事中におにぎりを食べていました。



私の母は、宮城県出身です。私自身も仙台市太白区に住んでいました。
叔母や従兄姉も多く住んでいるかの地とはなかなか連絡が取れなくて、
仙台市泉区に住む一人暮らしの叔母の安全が確認できたのは月曜日になってからのこと。
本当に安心した一方で、まだ大事な人の安否が確認できない方々がたくさんいること、
身元不明で数ばかりが挙がる犠牲者の方々が皆、誰かにとって大事なひとであることを考えると
落ち込んでしまいます。


仕事を通じて少しでも募金を集めなきゃ、NGOの緊急支援活動に貢献しなきゃ、と思えど、
ニュースを見ていると気が滅入ってきます。
そんな中、支えになったのは、
月曜日にかかってきた、岩手に赴任中の友人からの電話でした。



「げんき? いやー久しぶり。大変だよ~。
 昨日三日ぶりにカップラーメン食って感動した!
 毎日鯖缶と魚肉ソーセージばっかでさぁ。こっちはズタズタだよ。
 もう大変。暫くは復興業務だね。そっち帰りたいけど。

 え、そっちでできること?節電しといてよ!
 あと寂しいからこっち来て!布団一枚しかねぇけど笑」




「なにいってんの!(笑)」
と突っ込みながら、
なんてカッコイイやつなんだ、と感動していました。




キャペッズ理事の福地は、日本赤十字社に勤めています。
現地緊急支援のため、緊急シフトで、休みのない日々です。
大学サークルの同期は、水戸で被災しながら新聞社での取材活動を続けています。
SEの友人は、コンビニのシステムを回すために混雑の中頑張って出勤しています。


罪悪感と戦っている人も、
何も出来ないと嘆きながら節電している人も、
毎日ニュースをひたすら眺めている人も、



一人ひとりが闘っているんだな。
そう、つくづく感じています。



だから私も元気だして、いっぱい笑って、いっぱい動こう。
ここから出来ることはたくさんあるって、ずっと信じてきたもの。



こういうときこそ、元気でいよう!
そう思った並木でした。