しかし、私の網膜芽細胞腫というのは、少し普通のものとは違うもののようでした。それは、網膜の中央にべったり石灰が付いていて目が見えないのは同じなのですが、薬かなにかをそこに加えたときに暴れださないというものでした。このケースは、当時日本で2例目だということを聞きました。
当時、網膜芽細胞腫の治療はそれほど発展していなかったのか、僕と数日入院していた病友たちは皆亡くなってしまいました。
僕は運が良かったのか、もちろん目は見えないものの、当時余命が早ければ2、3か月長くて1年と言われた日から月日が経ちました。ただ、経過観察をしているだけでしたが、なぜか癌細胞がとどまってくれているので生きています。
僕は片眼性の網膜芽細胞腫なので、目が見えないのは片方だけです。保育園、小学校、中学校、高校と「●●くん、どこみてるの?」なんていわれることは普通のことでした。確かに最初戸惑いは有りましたが、次第に、気にもとめなくなりました。
そんなある日・・・なんか近所のひとがある水のようなものをいろんなものに混ぜて飲むと、目が良くなるよと言われ、お世話になっているおじさんでもあるので、試しだと思い飲むことにしました。。。
すると、ある日・・とある雑誌に0.02から0.4になったというようなでたらめ記事がCMにつかわれていたことも有りました。ただ単に、苦笑いをしました・・・
こういったいろんな経験をして、私は今、医療従事者になるために勉強をしているところです。私の経験をもとに、少しでも力になれる人がいらっしゃるのなら、迷わず私は力になりたいと思います。絶対に頑張ります。燃え尽きはしません。医療従事者として最高になり、一医療従事者として、一患者としてしか行えない医療というのが有ると思います。それをふまえて、たくさんのことをやって行きたいと思います。
まずは、勉強有るのみ。。。一人前になる道のりはまだまだ長い、、、
では
