早朝、出張へと旅立った夫。

空港へ向かう道中で、夫から電話が入った。

 

「ダラス行きの飛行機が遅延してる!」

 

またかい。

夫のフライト遅延はいつものこと。

ほぼ毎回。

あらら〜くらいに思ってた。

 

でも、今回は少しだけ事情が違う。

最終目的地は日本、北陸。

こちらの勝手で、成田についてからは電車移動。

 

ダラスでの乗り換えが遅れると、

その日中に目的地までたどり着けない可能性が出て来る。

今回の出張は、夫にとっては非常に大事なもの。

遅れるなんてありえない!

 

 

なんで遅延してるのかが理由分からない、という夫のために、

眠い目をこすって調べたところ、

ノースカロライナから来る便が半日遅れとなっており、

どうもそれがそのままダラス行きへと行くようだった。

 

日曜日は全くニュースを見ておらず、

東海岸のほうに行ったストームが猛威をふるっていたとは知らなかった。

朝のニュースを見てトルネード被害等を知り驚いたくらいで、

それが夫の飛行機に影響を与えるなんて発想がなかった。

天候不良なら、なんの文句も言えない。

 

 

アメリカンのアプリはフライトステイタスの内容が乏しい!

デルタはトラッキングできるし、

ユナイテッドは自分が乗る便がどこから来るのか分かるし、

そういう情報って地味にありがたいのに。JALも同じく。

ただ、テキストでのお知らせはマメ。

そこはありがたい。

 

 

 

最初から1時間半くらいの遅れだったけど、

ダラスでの乗り換えは元々3時間くらいで、

余裕持ってて良かったね〜なんて言ってた。

 

しかし、その後も徐々に遅れ始め、

ボーディング予定の時間になっても飛行機がゲートにいない!

その時点で2時間弱遅れてる。

ダラスでのターミナル移動、なかなか大変。

これはいよいよ危ない。

 

 

 

夫は、ちょっと乗り換えの相談してみようと、

アメリカン航空のサービスセンターに電話。

幸い、後発の13時過ぎのダラス発日本行きにはまだ空席があり、

最悪日本には到着できそうだ。

「アメリカン航空なら確実に10分前にゲート閉めますが、

JAL運航なので…どうでしょうね?」

(by サービスセンターのお姉さん)

 

JALが乗客を待ってくれる可能性に賭けよう!

ANAは以前待ってたような気がする。

日本の航空会社にしてて良かったと思う瞬間。


 

 

 

最終的に、2時間10分の遅れとなり、

11時55分ダラス発なのに、

ダラス着が11時34分予定となった。

ゲートが10分前に閉まるとして、

10分ほどでC⇨Dへターミナル移動。

「大丈夫!間に合う!」と言い続けてきた私も、

あれ?大丈夫か?と、諦めかけたそこへ、ピロリン♪

 

 

アメリカン航空からのテキストが!

「ダラス到着ターミナルD21」

ターミナルがDに変わったー!朗報!

ここに来て奇跡ー!!!

他にも日本人で同じ便に乗り換えの人も複数いたみたいやし、

もしやアメリカンからの粋な計らいなのかな?

乗り換え間に合うように配慮してくれたのかな?

同じターミナル内の移動なら、確実に間に合う!

一気に希望が湧いてきた✨

 

 

 

その後、ダラスに到着し飛行機を降りるとき、

JAL便に乗り換える日本人全員の名前が呼ばれ、

「優先的におろしてあげて下さい」というアナウンスがされ、

日本人だけ誰よりも早く飛行機を降り、ダッシュして、

無事に全員間に合ったそうな。

名前呼んでくれる、そんな配慮があるなんて!

周りも「間に合うと良いねグッ」と応援してくれたらしい。

こんなときの優しさはいつも以上に身にしみる…。

アメリカならではの優しさのような気がする…。

 

 

「JAL、787便やべー!」

初めてのJAL787便興奮してる夫とは対象的に、

私は朝からなんかドッと疲れたわ。

 

 

アメリカン、ターミナル変更してくれてありがとう✨

皆さん、先を譲ってくれてありがとう✨