私の夫は、結婚後も、米国でも変わらず、
パジャマと靴下は脱いだら脱ぎっぱなしである。
ここで脱ぎました！ってのがすぐ分かるくらい、
ズボンがきれいに落ちている。
ベッドの横には必ず靴下が落ちている。
米国に来て、朝夫を見送った後は、
それを片付けるのが私の日課になっている。
日本ではそんなことはしなかった。
共働きで、朝は一緒に家を出ていたし、
夜も大体同じ時間に帰宅していたので、
いちいち片付ける時間も余裕もなく、
夫の抜け殻はいつも部屋に転がってた。
がさつな私は、何にも気にならなかった。
あら～ここで脱いだのね～
いつもきれいに脱ぐのね～
くらいに思っていた。思って完結していた。
夫に怒られることもないし、
やってくれと言われたこともない。
靴下が減っていって、夫が気付いて、
部屋中を探し回って集めて洗って履いてた。
でも、今は時間が有り余っているので、
率先して片付けてあげている。
洗濯に回したり、そのまま畳んでおいたり。
夜に着やすいように準備までしてあげてる。
ふと、
今後、日本に帰ったときのことを考える。
きっと、私はまた働く。
今みたいな余裕はなくなっていくだろう。
また前みたいに放置していくのか、
今みたいに私が片付けていくのか…
もしくは今のうちに夫をしつけていこうか…
思案中である。