友人の高橋さん(朝日新聞)からのメッセージが届きました。

長文ですが、本人の熱意ですね!どうぞご一読ください!


先日記事を書いた「山ちゃん」の映画のお話です。

ぜひ、特に名古屋近辺の方、チケット申込は僕まで

メッセージください パーべーっだ!

名古屋は1月24日からの上映。場所別途。

チケット1300円です!



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11月21日、乳がんと9年間闘った大分豊後高田の元養護

教諭、山田泉さん(通称・山ちゃん)が49歳の人生を終えました。


ものすごく悲しくてさみしいけど、

いやー、メチャクチャ面白く 魅力的な人だった!


(11月21日発売の週刊金曜日で、辛淑玉さんと山ちゃんの

対談が載っていますが、爆笑します。彼女の人柄が見事に

伝わり秀逸!)。



で、いきなりライバル紙の宣伝ですが(笑)、 12月12日読売

新聞全国版生活面で、 山ちゃんのドキュメンタリー映画

「ご縁玉」 http://yamachan.biz/  (予告も見れます)


全国公開が始まる記事が載っています。


東京は12月20日から渋谷ユーロスペースで。

名古屋は1月24日から、大阪は1月31日からと

また年末から年明けにかけて全国(山口、福岡、金沢、

北海道など) でも上映されます。



どうか1人でも多くの人に観て欲しい。!!!

ホント、とっても素敵な映画なので。




内容は、乳がん2度目の再発から数ヶ月後の昨秋、「最期の

海外旅行に」 と滞在したパリで、偶然知り合った仏人チェリスト

男性との出会いと交流の物語です。


チェリストは別れ際に渡された五円玉を握りしめて3ヶ月後、

大分の山ちゃんの元へ「楽器で病気を癒す」とやってきます。



【何で、そんな簡単に外国人が大分の田舎にまで来ちゃうの?】


と素朴な疑問が沸くのですが、これは彼女のお腹に多分埋め

込まれている「人間磁石」の仕業。


そういうある種の人を惹きつける力に溢れた、やっぱり不思議な

人だったなぁ、山ちゃんって、と、懐かしく思い出されます。



実はこのチェリストは元ベトナム戦争孤児で生後間もなく捨てられ、

9ヶ月で仏人夫妻に引き取られています。

映画の中で、山ちゃんはこのチェリストを、自分がボランティアと

して 長くかかわった児童養護施設や最期を迎えることになる

ホスピスなど、方々へ連れ歩きます。


この二人は言葉が通じません。山ちゃん、先生のくせに英語

超下手(笑)。 なのに、ぐんぐんと「心の距離」を縮めていく様子

が見事です。 過程そのものが何とも言えず温かい。


「相手を思いやる」という目に見えない行動のオーラや

メッセージが観客にしっかりと伝わります。それはおそらく登場

人物全員が「本当の苦しみ」を知る人たちだからと感じました。


 一番身近な人に裏切られたり 傷つけ痛めつけられたり

命の限界を見せつけられたり 自分ではどうすることもできない

淋しさをまとっていたりだけど、皆、表情がものすごく良いのです。

これが、とっても印象的。



私は記事を書くために何回か観ましたが、ある時

「いいなぁ。こんな風に人は笑えるんだ。 こんな風に誰かと自然に

触れ合っていきたいなぁ」って素直に思っている自分に気づいた

ことがあります。 なんともいえず嬉しい気分でした。



私は10月末、ホスピスのベッドに横たわる彼女を取材しました。

彼女と最期に話したメディアの人間だと思います。

この映画の紹介記事を書くためで、その時、彼女は一冊の

手作り絵本を手渡しながら、

「ミサちゃん、やっと出来たよ」と言いました。



これは今年3月末に自ら命を絶った高校2年生の元教え子の

ために作ったもので、


「あなたが生きていたことを、 9人しかいない当時の同級生が

ずっと記憶してるよ」 という内容です。


山ちゃんが当時のクラスメートを集め、思い出話を聴きだし、

文章を書きました。 あの子は心の中で何を考えていたのか。

どんな荷物を抱えていたのか、どんなにさみしくつらい思いを

していたのか。



「本当の話がしたい、本当の話をしようよ」という言葉で締め

くくり、 イラストレーターが絵を添え、限りない優しさと非常に

深い遺志がこめられた作品に仕上がっています。


なんとか出版化できないものか、とささやかに個人的に動いて

います(お力添えいただける方募集中です)。




実は最近、亡くなったはずの山ちゃんのアドレスから、

定期的に添付ファイルが送られてきます。

内容は「天国でも講演やらで忙しいので、家族にメールしてね」

というもの。 山ちゃんは子どもたちに愛され、飛び回ってきた

カリスマ教諭ですが、家族思いで涙もろいごく普通の「母さん」

でもありました。


そして、時に驚くぐらい艶やかな「大人の女」のたたずまいも

(って、これは私が密かに感じていたことで同意者は少なめ

ですが・苦笑)。


 もう会えないのは悲しいけれど、山ちゃん万歳!



こんな風に相変わらずハミ出しっぱなしの私ですが、

映画「ご縁玉」をぜひとも皆さんに観て頂きたく思っています。

私も多少チケットがあります。

山ちゃんへの思い入れをたっぷりつづった私の記事やブログの

コピーなど「山ちゃんセット」を添えて郵送もできます

(しつこい?笑)。



ちなみに名古屋は1月24日からの上映なのですが、チケット

なんと!酔った勢いで50枚も引き受けてしまいました(涙)。

名古屋分に関してはほんのちょっぴり安くなります

1300円です!よろしくお願いいたします。