これが口癖のお客様がいらっしゃいます。
9○歳。女性。服装もとってもオシャレで
毎月ヘアーカラーをなさいます♪
ゆっくりですが、今でも
ご自身の足で歩かれています。
(ここではA美さんとしましょう。)
A美さんは、
独特のまったり口調で
何とも言えない「きょとん」とした愛らしい表情。
癒しのオーラの持ち主。
もともと(良縁おばさんっていうのかな?)
結婚相談所みたいなのを高度経済成長期ごろに
やっていたようなのですが(本人談)
人の役に立てる仕事として喜びを感じていたようです。
(ビジネスだったかは不明)
しかし、今は認知症。
入居されているホームのサロンで仕事をしていると
『今日は、むぅ~・・・わたし・・・アレか、アレだ。コレだね』
とか言いながら何度も何度もいらっしゃいます。
「いつも通り午後1番がいいですかね~?A美さん♪」
嬉しそうに
『うん、そう、そのとおぉ~り!』
施術中の会話の中でも
「A美さんのおかげでたくさんの人が
結ばれて幸せになったのでしょうね~?」
これまた嬉しそうに
『うん、そう、そのとおぉ~り!』
あぁ・・・癒される・・・。
きっと、今までこうして人の言葉を
共感、尊重しながら
色んな人と人の「縁」を結びつけて生きてきたんだろうなぁって
感じちゃいます。
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私たちの仕事は、一見様々な部分の能力が低下してしまった人たち
を接客しているかのように見えるかもしれません。
でもね、実際はそれだけじゃないんです。
低下するばかりじゃなく、研ぎ澄まされている所もあるのです。
ですから、A美さんが発する、
『うん、そう、そのとおぉ~り!』
のたった一言でも
A美さんの人柄、生き様が垣間見れる気がするのです。
お客様の人生、歴史から醸し出される
「なにか」に気付くこと。
その「なにか」に感動すること。
それは、私たち自身を豊かにしてくれてます。感謝!
