火曜日の早朝に祖母が他界した。96歳の大往生だ。
その為、通夜も葬儀でも湿っぽさは無く、
親類同士、久しぶりの再会でにぎやかに話していた。
祖母は偉大な人だった。
おばあちゃんというより、ゴッドマザーと呼ぶのがふさわしい人である。
若い時は戦争に巻き込まれ、かなり苦労したみたいだが、
後半生は順調で、多くの人に囲まれる幸せな人生を送っていた。
記憶の中の祖母はいつも笑顔だ。
明るく送り出すほうが喜ばれる気がした。
マー君とのツーショットを眠っている祖母に見せる。
マー君すごいなー。ええの撮れて良かったなーという声が聞こえた気がした。
無論、他の人たちにも見せてどや顔しまくるという、
告別式らしくない展開を見せていた。
最後の別れとなる花を手向ける前、いろんな思いがこみ上げて涙が出てきた。
祖母から受けた愛情や恩をあまり返せなかったなと、
不肖の孫になってしまった悔しさもこみあげてきた。
泣いたら気持ちがすっきりし、おばあちゃん、ありがとうとの言葉が出てきた。
生まれてくるのが半世紀早かったのでは?と思わせられるほど考え方が若く、
パワフルな人だった。
そんな人柄なだけに、喪主である伯父の挨拶も型破りなものになった。
一時期元気になって、マックシェイクを美味しそうに飲んでたそうだ。
葬儀の挨拶の言葉で、マックシェイクの名前が出てくるとはビックリだ。
少し前までは元気で、頭もしっかりとしていた。
ある日おいらに、あんた合コンに行かんのか?と尋ねられたことがあった。
90の老婆の口から合コンなどという単語が出てきたことに驚き、
呆然としていると、私はよーわからんのやけど、
男女で何人か集まってやるんやってなと付け加えてきた。
おいらは合コン開催するなんて器用なことは無理だけど、
一度やってみて、祖母にも参加させたかったなあと今にして思ってしまう。
おいらは祖母とあまり似てないのだが、旅好きなところを引き継いでいる。
お散歩ゴマちゃんの企画を思いついたのも、祖母からの影響なのだろう。
天国で首を長くして待っていた祖父と、いろいろな話をしていそうだ。
いまだ独り身で、相変わらず頼りない孫ですが、どうかこれから先も見守ってください。
おまけ
葬儀からの帰り、いとこの家族と途中まで道中を共にしました。
いとこの子がおいらの携帯に興味を持ったので、
記念に撮影してもらいました。
撮影した本人の自画像です。
人見知りや物怖じなど全然しない子で、祖母の血を感じさせてくれます。
久しぶりのコラボは、史上最年少の彼との共同作品になりました。

