バスで今来た道を引き返す。
同じところだからか睡魔が襲い、うたた寝をしてしまった。
目が覚めると、繁華街近くまで来ていた。
すすきので降り、ローソンで札幌ドームの試合のチケットを買う。
地下鉄で最寄りの福住駅へ向かう。
車内は満員だ。球場へ向かうと思しき人ばかりだ。
改札を出て、ドームまで歩く。
途中、客待ちしているタクシーが停まっていたのだが、
路肩に雪がかき集められてるため、雪に車を乗りあげている。
シティーハンターで冴羽獠がやる片輪走法みたいに、
右のほうに重心が15度ほど偏っているのである。
珍しいものを見た。と驚いてるとドームに着いた。
この日の試合は、1月に急逝された小林繁氏の追悼試合である。
小林氏とかかわりのあった、日本ハムと阪神との対戦ということで、
急きょそのように変更された。
試合前に在りし日の映像が流れる。
奥さんに、ファンが書いた寄せ書きノートが手渡される。
両チームのベンチに、小林氏のユニフォームが展示されている。
複雑な思いが交差する中、試合が始まった。