日本列島単車放浪記 -2ページ目

祖父母宅にて

【2008年5月9日】
何時くらい眠っていただろうか…
ふと目を覚ますと、見慣れぬ光景が眼前に迫る。内装…車内?もしや、ゲリラキャンプ中に何者かによって拉致されたのか?!
いや…違う、ここは弟の軽自動車の車内だ。
そうだ、昨夜母から門前払いを喰らい、やむを得ず弟の車の中で寝たのだった。
隣には、愛犬ミナミが僕の目覚めるのを待っていた。案ずるなミナミ、お前のせいではない。

自分を門前払いした母に対し、半ばヘソを曲げた僕は、そのまま会わずに実家を後にした。
瞳から流れる一筋の流れ星…
泣いてなんかいない、ちょっと眼にゴミが入っただけさ。

次なる関所は、八幡市にある祖父母宅。
塩でも撒かれるのかと思いきや、ミナミ共々温かく迎えてくれた。
僕は美大生時代、数カ月間この祖父母宅に住んでいた。祖母の手料理がとても美味しく、毎日楽しみに帰ったものだった…
そして、当時寝泊まりしていた部屋に敷かれた布団で眠った。
懐かしい匂い、なんだか学生時代に戻った気分である。