昨夜、演劇鑑賞に行ってまいりました、1人でね、しかもS席でね。
見たのはw・シェークスピアによる蜷川幸雄演出の「コリオレイナス」です。ローマ時代の悲劇かな。
3時間強の長丁場ということで、こともあろうに、NYでのオペラ座の怪人でも行ってしまった居眠りという失態をまたもや犯してしまいましたとさ。10分くらいだけどね。
主演の唐沢さんが素敵だったのはもちろんなのだけど、敵役の勝村さんに胸を打たれました。あたし、演劇の最後にある出演者がお辞儀する場面が最も好きなんだけど、そこで、勝村さんが息を切らしながらニコリともしないで頭が床につくくらい頭を下げていたのがとても素敵だった。
あと、唐沢さんが殺された時、悲鳴というかうめき声を上げる場面。やばい。開始2時間半くらいのところで初めて前のめりになったもん。「ひぇー」みたいな音で、あんな音を人間から聞いたことはなかったし、こんな音が人間から出るんだ、って鳥肌がぞわぞわ。
高潔がゆえに、自分の行動を周囲に合わせることが必要以上にできないのが主人公なんだけど、結局母国からも、うち解けた敵国からも裏切られちゃう話。でも、それは主人公に魅力があるが故で、最終的には主人公を死に至らせてしまった母国・敵国の人も奥底では主人公に惹かれてるんですよ。好きなくとも私にはそう見えた。矛盾してるよね。でもそれが人間なんだなあと。やっぱり人間関係を複雑にしているのは嫉妬とかそういった感情で、それが誤解になって、もつれるんだね。
なんて感慨に浸りながら、席を立ったら、隣のご夫婦の旦那さまの方が、こんな若い女が一人で演劇なんて不憫だなとでもお思いになって下さったのでしょうか、なぜか帰り際微笑みかけて下さいました。ありがとう。
そしてそして、最後に鑑賞にいらしてた柏原崇を発見。黒目が大きかったです。やっぱり芸能人は顔かっこいいね。
演劇、また行こうと思います。次は「ちょんまげを切る女」です。