この間、久しぶりに気晴らしの一人旅に出かけました。彼が一緒だったら選ばないのですが、フランスでは旅のしやすいバスを行き帰りに利用しています。安さも魅力の1つですが、個人的に長時間のドライブが大好きなので、結局いつも交通手段にバスを選んでしまいます。

行きは早朝に出て、8時間。
帰りは、11時間と飛行機なら日本からフランスまでほとんど来られるくらい時間がかかっていますが、それでも電車では見られない景色だったり、夜行バスなら、寝ている間に目的地に着けるという事で毎度満足しております。

バス内は、意外と広く快適で、人があまり乗っていなければ席も2つ使えて悪く無いのです。
スマホも充電でき、WIFIも使えるのが良いところでもあります。

と、こんな感じでコスパ最高のバス旅行は、私の楽しみの一つなのですが、今回の旅で、もうやめようと心が変わりました。

理由は、安全面です。
といっても、何かに巻き込まれたわけではありません。今まで10回以上は利用していますが、危ない目に遭ったことはありませんので、日中使う分には、女性にもおススメしたいくらい今もヨーロッパのバスは気に入っています。

ただ、夜間の利用はやはり危ない時がありますね。やはり、安いとあって利用客の質は良いとは言えません。たまにセールで本当に1€くらいの破格になっている時があります。だから、平日だろうとそうした安い時期を狙って利用する人はいますから、基本的には混んでいます。

だから、匂いだったり寝相だったり、性格だったり、まあファーストコンタクトで気に入らなかったとしてもその人か自分が下車するまで、少なくとも1時間は肩が触れる距離にいなくてはなりません。利用者の中にはバックパッカーも多く、やはり、匂いとか、まあ、気になる人は気になるのではないかと思います…。

それで、もう一つオススメできない点というのは、バス停の位置なのです。

大きな駅なら、夜中まで開放されていて、駅構内で快適に待機できます。この前は、23時のバスでしたが、22時頃には、夕飯や間食を買って駅の中におりました。駅の中のトイレは、最近はとても綺麗で、広く、化粧スペースもあり備品も用意されているところもあります。なので、汗拭きシートで多少なりともサッパリさせて、コンタクトを外したり、化粧も落として、ゆったりとした衣類に着替えてと、飛行機に乗る前のような準備ができるわけです。後、何より場所が分かりやすいのが良いのです。

しかしながら、逆もあります。
この間、行きで使ったバスは、目的地の観光地より徒歩で1時間ほど離れた、まさに郊外で停まりました。残念ながら、Google先生を使っても地元のバス情報はキャッチできず、歩く事となりました。到着が昼間だったので、よく確認せずにチケットを買ってしまった自分も悪いのですが(何かしら交通手段があるだろうとの考えから)やはり、電車では無いので、小さな街では、空き地がバス停である事は珍しくありません。

それで、夜間の利用の何が危ないって、乗り換えがある場合です。この空き地で深夜に1時間とか待たされる可能性があります。
しかも、直行便を買っても前日にバスの都合で乗り換え要求される事があるのです。
バスなので、時間通りに来ない事もしばしばあり、不安の寒空の中待った事も何度かありました。

私は、3年前から利用をしているので今回もそこまで夜間の利用に抵抗は無かったのです。もちろん、出発場所と時刻は考慮した上でです。
しかし、この話を旅行前に何人かに話したら、皆に驚かれてしまいました。(日本人以外)
一人には、「僕が君の親なら絶対に許さない。」
と言われ、私をよく知る大家さんには、呆れられました。大人になると、私生活で怒られる事ってあまり無いので、怒られたようで、なんとなくがっかりというか…だから、彼には直前まで夜行バスを使う事を言えず。
結局、自分の危機管理が緩いなと改めて感じまして、自ら危険な場所に身を置く行動はなるべく控えようと思うようになったというわけです。
なんですかね、以前は感じなかったのですが、彼と一緒にいるようになってから守ってもらえる安心感を知ってしまい、不意に深夜の一人行動が少し怖くなっています。

幸いにも、今まで、大きな事件になるような被害には遭ったことはありません。ですが、それが幸運だったと自覚しています。
女1人になる状況は、やはり危険です。
何かあってからでは遅いと今一度考えて行動をすべきですね。

【まとめ】
日中のバス利用はオススメします。
夜間は、女性1人の利用は避けていただきたいです。