今日は、
言葉と友達についてのお話。
学校に入学して、1ヶ月が
過ぎるまであまり友達が
できなかった。
学校では、
日本語が通じる生徒や、
先生に出会うことは
無かった。
休み時間は、
みんなスペイン語、
ドイツ語、英語での会話。
喋りかけてくれる子がいても、
答えられなくて、
相手を困らせたし、
私も辛かった。
決して、誰かに無視されてる訳
じゃ無いけれど、
友達がいない
コトがこんなに辛いとは
思わなかった。
まだ、慣れない生活を送る
こんな時に、誰かに話を
聞いて欲しかった。
そんな時、
Monica が私に良くしてくれた。
彼女は、フィリピン出身で、
私より10歳くらい年上。
今は料理人を目指す為に
ここに来ていると言っていた。
母国語が英語の彼女は、
私の拙い
英語も理解してくれた。
いつも、伝わるまで説明
してくれるし、伝わるまで、
聞いてくれた。
時には、Googleの翻訳機能で
日本語に変換して意味を教えて
くれたり、それでも、私が理解
しなければ、実際に見せて 教えて
くれたりもした。
彼女は、1ヶ月でこの学校を
去っていった。
私はこんな尊敬できる友達
に出会えてよかった。
英語でもフランス語でも、
まだまだ私は思いを伝えられないし
相手の言っていることも、
理解するのはかなりの力量が
いる。
だけれども、
相手の話を辛抱強く
聞いて、分かってあげようと
することが大切なのだと
彼女に出会って感じた。
言い換えれば、
お互いが
理解しようとしなければ、
通じることも通じないという事。
想いを伝えるには、
言葉というツールしか無い
のだと思う。
私達が普段使っている
この言葉は、
両親がくれた大切な
贈り物だったのだと思う。
何度も何度も、繰り返して、
読み聞かせて、書かせて…
文法なんて何もわからない
何言っているか分からない
子どもに教えるママ、パパ達は、
やっぱりすごいのだと不意に
感じた。
最近の私は、
少し甘えすぎていて、
相手の言っていることが
理解できないと、
そっぽを向くようになっていた。
けれど、それじゃあ
ダメだね。
もう一度、
人の話に耳を傾けて、
相手の話を理解してみよう。
Monica、ありがとう