呼び止める亡母の居そうな  生家辞す
        金柑みのる夕暮れの庭

 赤城山 榛名山 妙義山 が遠くに見える嘗て 織物の街
として栄へて居た古里です 兄の家族に迎えられて堀炬燵に
入って寛いでいると自分の生まれ育った家に懐かしさ一杯
でも何処か違うやはり私は他所から来た人になってしまうの
だなあ~と思う  父母の世代ではなく 兄の代であること
それは世のならいですね 家族に挨拶して帰ろうとした時
奥座敷から『泊まって行きなさいよ~』と亡母が呼び止めて
呉れたような錯覚  夕暮れの庭に金柑がたわわに実っていました

 





 
         
呼び止める亡母の居そうな  生家辞す
        金柑みのる夕暮れの庭

 赤城山 榛名山 妙義山 が遠くに見える嘗て 織物の街
として栄へて居た古里です 兄の家族に迎えられて堀炬燵に
入って寛いでいると自分の生まれ育った家に懐かしさ一杯
でも何処か違うやはり私は他所から来た人になってしまうの
だなあ~と思う  父母の世代ではなく 兄の代であること
それは世のならいですね 家族に挨拶して帰ろうとした時
奥座敷から『泊まって行きなさいよ~』と亡母が呼び止めて
呉れたような錯覚  夕暮れの庭に金柑がたわわに実っていました