ブッセの詩 新しきペンを慣らすにブッセの詩 うろ覚えなるを繰り返し書く 広告の裏側にくるくると楕円を描いて見たり斜線 を書いたり 少し馴染んでくると うろおぼえの ブッセの詩を思い出しながら 新しく買ったペンを 慣らせてゐる 一寸 うれしくて何度も何度も繰り返し 書いてみる インクの匂いがほのかに漂う秋灯下