沿線に生ふる夏草刈られおり 
        所どころに咲く百合 残して
 
 沿線に つい最近まで若草が萌えだして春のよろこび 
 に弾んでいたのに もう七十センチから八十センチ位に
 伸びてきてゐたが いつの間にかきれいに刈られて
 所どころに可憐に咲く白百合の花が残され 電車の通る
 たび風に揺れてゐる