散るって言葉の響きには、がんばったけど、
ダメだった的なニュアンスがあるように思えます。
だけど、よく見てみると、花びらは、散った後も、
風で舞い上がることもありますよね。
散るっていうのは、地面を染める意味あいもある
と思うんです。
銀杏が散って、歩道が黄色い道になるのも
季節の風物詩ですし、桜が散って、歩道が
薄いピンクにそまるのも、また、春風に吹かれて
舞い上がるのも風物詩だと思うんです。


短歌
落城の悲話の記されし 小さき碑に
         桜もみじの散りては転ぶ

解説
桜って散るあの姿が美しいんですけど、
花びら達が、地面についてから、
風がふくと転がるように地面で、
また、舞いはじめます。