今日は久々に8~18時までフルで仕事をしてきました。
職場は、3階建てマンションの1階の部分が福祉作業所になっていて
上の階は、主に独り身の高齢者が何件も居住しているんですが、
そこの住人の一人、70歳のKさんという一人暮らしのおじさんがいました。
職場のイベントに出席して下さったり、マンションの玄関先で仕事をしていると
いつも声を掛けて下さるとても優しいおじさんです。
夕方になるとパチンコで交換してきた大量のお菓子をお土産に
職場にお茶を飲みに来て、いろいろ世間話をしたり。
職場のみんなから慕われていました。
そんなKさん、毎日15時頃になると買い物をするために階段を下りてくるので、
職場の大きな窓から姿を確認できるんです。
今日は1日フルで出勤なので、久々にKさんに会える!と思っていたのに
時間になっても姿が見えません。
あれ、めずらしい。Kさん、まだかな~。と思い、施設長に「今日はKさんの姿ないですね~。」
あたしがそう言った瞬間、施設長の顔が曇ってしまいました。
実はKさん、1ヵ月ほど前に、マンションで自殺してしまったんです。。。
今は人手不足の時しか出勤していないので、私に話すタイミングがなかったそうです。
2年前から胃がんを患っていて、病気を苦に自殺したそうです。
ショックでした。。。
私が正規職員として最後の出勤日の時は、職場に来て、
体調が理由で辞めるのを知っていたから
「薫ちゃん、お疲れ様。今までは人の為に頑張ったんだから、
今度は自分の為に体を休めてね。」っていうメッセージカードと
ケーキをプレゼントして下さったのがKさんとの最後の思い出になりました。
自分で死を選ぶほど病気で思いつめていたなんて・・・どんなに辛かっただろう。。。
いつも笑顔のKさんしか思い出せません。
Kさんのことを知ったあとの仕事は、あまりにもショックで覚えていません。。。
こんな悲しい人生の終わりかたって・・・
悲しいけど、ただただご冥福をお祈りするしかありません。