こんにちは。 Caphotel KYOTOの女将Tomokoです。
今日は、3月3日、ひな祭りですね~~。
女の子の健やかな成長と幸せを願う親心ですよね。
ひな祭りの起源は古く、平安時代にまで遡れるそうですね。
その頃は、上巳(じょうし、じょうみ)の節句と呼ばれ、
陰陽師を呼び天地の神に祈り
人形(ひとがた)に自分の災厄を移して無病息災を願うお祭りだったとか。
その頃上流の少女たちの間で「ひいな遊び」が行われていました。
紙などで作ったお人形と御殿や人形用の身の回りの道具をつかった今で云うところのままごと遊びですね。
源氏物語の中にも、その記載があるとか。
上巳の節句が3月3日に決まったのは、室町時代だそうです。
でもまだこの頃は、上巳の祭りとひいな遊びは別物でした。
この日が華やかな女性のお祭りになるのは、戦乱の世が終わった江戸時代になるそうです。
1629年、京都御所で盛大なひな祭りが行われました。
この頃から大奥でもひな祭りを行うようになり、
江戸中期には、女の赤ちゃんの誕生を祝う初節句の習慣もできたそうです。
それが今に伝わっているのですね。
そんなわけで、
今日は、女性の厄除に強い力を持つという市比賣神社(いちひめじんじゃ)にお邪魔したいと思います。
お付き合いくださいませ~~~。
市比賣神社は、795年に桓武天皇の命により創建された、古い歴史を持つ神社です。
初めは、官営市場東市・西市の守護神として造られました。
御祭神は、
多紀理比賣之命(タギリヒメノミコト) ・ 市寸嶋比賣之命(イチキシマヒメノミコト)・
多岐都比賣之命(タギツヒメノミコト) ・ 神大市比賣之命(カミオオイチヒメノミコト)・
下光比賣之命(シタテルヒメノミコト) の5柱。
全て女神様なんですよ~~。
そんなこんなで女人守護の神社として、とっても人気がある神社なんですよ。
良縁・子授け・安産などにご利益があるとされ、
特に歴代皇后が受けられたという「女人厄除祈祷」が有名で
今でも日本全国から参拝者が絶えない神社なんですって。
そんなに人気神社なのに、とってもとっても小さくて、
マンションの1階部分を繰り抜いて作られているような形になっています。
歴史の古い神社なのに、変わってますよね。
境内にはご神水がこんこんと湧いています。
これは「天之真名井(あめのまない)」と云い、洛陽七名水の一つとされているのです。
かつては、歴代天皇の産湯にも用いられたとの伝承もある名水で、
このご神水で身を清め手を合わせれば願い事が1つ叶うと云われています。
「一願成就の井戸」と云います。
↓これが「一願成就の井戸」です。沢山のおみくじの姫ダルマが置かれていますね。
この天之真名井の上にある赤い小さなダルマにお気づきになりましたか?
これは、「姫みくじ」と呼ばれるおみくじなのです。
中におみくじが入っている姫ダルマ型の人形で、
お守り代わりに持って帰ってもよし、願い事を書いて「天之真名井」の上に置いて帰っても良しとされています。
願い事を「天之真名井」に託して、ここに置いて帰られる人が多いのですね。
市比賣神社には、ちょっと珍しい「カード塚」があります。
普段お世話になっているカードに感謝するという意味で、「カード塚」で祓い清めるそうです。
「ハッピーカード守り」というお守りもあり、
「することなすことうまくゆく」がキャッチコピーだそうです。
そんないい話、手に入れない訳にはいきませんね。
↓これが、カード塚です。メタリックで現代的ですね。
市比賣神社には、トイレのお守りもあります。
それが、「おとう鈴」。
おとうというのは、トイレのこと。
昔から、東の方角にトイレを作ると縁起がいいとされていることから「御東」=「おとう」と云うそうですよ。
このお守りは、病や事故を防ぎ不浄を祓うと云われています。
不浄であるトイレを美しくすると美人になるという言い伝えもありますね。
「おとう鈴」を手にしたら、白木の台に乗せて綴目を手前にして祀ります。
一年が過ぎたら、お手洗いの中で必ず割ります。
それが正しい祀り方なのだそうですよ。
↓おとう鈴です。丸っこくてかわいいですね。
この市比賣神社神社は、女人守護の強い力を持つパワースポットというだけあって、
私が訪れたのは平日だったにもかかわらず沢山の女性が祈祷に訪れていました。
歴代皇后も行われたとされる祈祷は、女性を守ってくれる強い味方なのでしょうね。
↓この申込書を書いて、社務所に祈祷を申し込みます。沢山の女性が書いてらっしゃいましたよ。
京都に来られた女性には、是非お参りしてほしい神社です。
ご興味がお有りでしたら、是非お越しくださいね。
↓境内には、お稲荷さんも祀られています。お商売や経済界で活躍する女性も多いですものね。
色んな魅力のある京都に、是非お越しくださいませ~~。
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