愛されて生まれてきたはずが

いつの間にか

当たり前の存在になって

この空っぽの心だけある

 

あの時渡せた

本命のマフィンは

とても美味しくて

喜んでくれて嬉しかった

そして実らない私の気持ちは

やっぱり、どこか一人でも生きていけそうだと

思われているのだろうか

 

一人でも立ち上がれるようになってしまった

人たちは

どうすればいいんだろう

人に頼ることを教わらなかった私たちは

どうすればいいんだろう

 

寂しくて愛なんてわからない

私たちは

愛し方を学ぶしかない

本から、こういう感覚だと

知るしかない

ひたすらと擬態することが

慣れてしまって

それがいいとしてしまって

何でこうも愛を求めて

愛し方でさえもわからないのに

愛だけ欲しいんだ

愛することを擬態していたら

愛を返してくれそうで

そう振る舞っていたら私がわからなくなってしまった

自業自得だけど

そうして出会えた君だから

何だか大事にしないといけない気がしてるんだ

 

リップサービスだと思って

伝えた言葉が認知的不協和を生み出して

勘違いをしている

そうやって繰り返している

愛していたのか

愛されていたのか

一歩を踏み出せない

頑張ってもわからない

愛というだけで正当化される人生も嫌いだし

それが通用すると自覚して実行している私も嫌いだ

 

私は擬態している君が

どうしても

SOSを出している気がしてならないんだ

出している気がして

手を伸ばして

でも伸ばし続ける勇気なんてなくて

結局私がSOSを出していたことに気づくんだ

 

感情に蓋をして

ただひっそり夜に泣いて

また起きて

日常をこなしていく

生活をこなしていく

そうやってしていたら

私の気持ちは私が気づかないし

深呼吸したらまた夜に飲まれるから