秋になるとおいしい食べものが多く出回ります。その中でもキノコは代表的な秋の味覚です。しかし、キノコによる食中毒事件が、毎年、9月から11月に集中して起きています。

外見で毒キノコを見分けることは困難です。安易に採って食べたり、人にあげたりしないでください。万が一、野生のキノコを食べて体調に異常を感じたら、直ちに病院を受診してください。

キノコ毒による中毒は、その作用別に消化器障害型、神経障害型、原形質毒性型の3つに分類されます。

消化器障害型は、消化器系に作用し、吐き気、おう吐、下痢などの症状を起こします。ツキヨタケ、クサウラベニタケ等で起こります。

神経障害型は、神経系に作用し、幻視、幻聴、知覚麻痺、激しい頭痛、めまいなどを起こすものです。テングタケ、シビレタケ等で起こります。

原形質毒性型は、様々な臓器や細胞に作用し、腹痛、おう吐、下痢から始まり、肝不全、腎不全、循環器不全の併発といった全身症状を呈して、死に至る場合もある、致死率が高いものです。カエンタケ、ニセクロハツ等で起こります。

また、かつて食用キノコと考えられていたスギヒラタケは、腎機能障害を持つ人が食べると急性脳症を起こし、死に至ることがあることが分かりました。その後、腎機能に異常のない人でも発症が確認されています。

食品安全委員会のWebサイトでは、キノコの毒やその作用と症状についてまとめて情報提供していますので、是非ご活用ください。

 

毒キノコによる食中毒にご注意ください

https://www.fsc.go.jp/sonota/kinoko_tyudoku.html

 

食中毒予防のポイント

https://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku.html

 

食品安全委員会Webサイトトップページ

https://www.fsc.go.jp/

 

キッズボックス(毒きのこはどうやって見分けるの)

https://www.fsc.go.jp/kids-box/index.data/kids48.pdf

 

#食品安全 #食中毒 #毒キノコ