ノロウイルス食中毒が最近数多く報告されています。ノロウイルス食中毒は冬に多く発生します。このウイルスによる食中毒を防ぐポイントは「つけない」と「やっつける」です。
「つけない」とは、ウイルスを食品につけないことです。ノロウイルスはヒトの腸の中で増殖し、下痢、おう吐などの症状を引き起こします。そして便やおう吐物には大量のウイルスが含まれています。その排出されたウイルスが食品に付着し、それを食べることによって感染が拡大します。ノロウイルスに感染し下痢などの症状がある人は、食材を扱わないようにしましょう。
また、感染者の便のウイルスが手や触れたドアノブなどを介してウイルスが広がることもあります。そのような場合の対策として有効なのはしっかりとした手洗いです。食材を扱う前に、今一度正しい手洗いを確認しましょう。
「やっつける」とは、ウイルスをしっかり加熱することです。厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」ではノロウイルスを不活する(感染力を失わせる)条件として、食品の中心温度を85~90℃で90秒間以上保つことを求めています。ノロウイルスに汚染された二枚貝が原因で食中毒を起こすこともありますので、食品の中でもしっかり加熱をしてウイルスを「やっつける」ことが大切です。
食品安全委員会のWebサイトではこれらのノロウイルス対策の情報を提供していますので、是非ご活用ください。
キッズボックス:冬の食中毒ノロウイルスー「つけない」「やっつける」で防ごうー
https://www.fsc.go.jp/kids-box/index.data/202211_kidsbox.pdf
キッズボックス:ノロウイルス予防の基本は「手を洗う」ことです。
https://www.fsc.go.jp/kids-box/index.data/201911_2kidsbox.pdf
ノロウイルスの消毒方法
https://www.fsc.go.jp/sonota/dokukesi-norovirus.html
食品安全委員会:ノロウイルスによる食中毒にご注意ください
https://www.fsc.go.jp/sonota/e1_norovirus.html
食品安全委員会:ノロウイルスのリスクプロファイル
https://www.fsc.go.jp/risk_profile/index.data/181120NorovirusRiskprofile.pdf
厚生労働省:大量調理施設衛生管理マニュアル
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000139151.pdf
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