食品安全委員会は、12月1日、京都府との共催で、京都府立大学生命環境学部食保健学科の2年生を対象に、『「身近な食品のリスク」~今日から知って、考えて、行動しよう~』と題するリスクコミュニケーションを行いました。

 

まず食品安全委員会から「食品安全の基本とカフェインの安全性について」という題で、大学生にとって身近なカフェインを題材に、国の食品安全を守る基本的な仕組みのほか、カフェインに限らず、食品安全についての重要な考え方である(摂取)量の概念について説明しました。また、参加者が、一日に最大でどのくらいカフェインを摂取しているかを試算し、健康に悪影響が生じない摂取量の目安(諸外国のリスク評価機関が公表)と比較したところ、大半の人は問題ないレベルでしたが、一部の人はとりすぎに注意が必要であることが示唆されました。その後グループワークとして「カフェインを摂るときに知っておきたいこと」として、同世代に対し情報発信するための発信方法とその内容を考えて頂きました。科学的な情報を交えながら、分かりやすい発信方法を作成頂き、開催した私たちにとっても学びが多い会となりました。

また、京都府からは、府が行う若い世代の方向けの食品安全に関する取組み「きょうと食の安全・安心ヤングサポーター」について紹介しました。

 

食品安全委員会は、地方公共団体、学校、団体等に対し、食の安全に関するセミナー・講座等の講師派遣、共催でのリスクコミュニケーションなどを行っています。

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