食品安全委員会の創立20周年を記念して、これまで行ってきた数々の食品健康影響評価(リスク評価)から、主要なテーマについて松永和紀委員が解説する特別連載記事を掲載しています。

第6回のテーマはBSE問題前編~20年前、食品安全委員会設立のきっかけに」です。

 

日本で最初に牛海綿状脳症(BSE)に感染した牛が発見されたのは2001年、最後に国内で感染牛が発見されたのが2009年です。BSE問題は日本の食品安全行政の問題点が明らかになり、食品安全委員会設立のきっかけにもなりました。

BSEの原因は感染性タンパク質(BSEプリオン)で、BSE感染牛の脳や脊髄などを食べたヒトが感染し、vCJD(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)を発症します。

食品安全委員会は2003年の設立以降、この問題を教訓として、情報収集や最新の科学に基づき多数のリスク評価やリスクコミュニケーションを実施してきました。

今回、20周年を機にBSE問題を改めて振り返り、食品安全委員会やリスク管理機関の最新の取り組み状況などを2回にわたりお伝えしますので、是非ご覧ください。

 

URL:https://www.fsc.go.jp/iinkai/20shunen/06_prion_vol1.html

 

【今までに公開したコラム】

1.トランス脂肪酸〜リスク評価の意味を知ってほしい〜(2023年6月2日公開)

https://www.fsc.go.jp/iinkai/20shunen/01_toransushibosan.html

2.薬剤耐性(AMR)のリスク評価に挑む(2023年6月21日公開)

https://www.fsc.go.jp/iinkai/20shunen/02_amr.html

3.カンピロバクターとの長い闘い(2023年7月14日公開)

https://www.fsc.go.jp/iinkai/20shunen/03_campylobacter.html

4.「健康食品」は安全とは限らない〜委員長らが異例の呼びかけ(2023年8月17日公開)

https://www.fsc.go.jp/iinkai/20shunen/04_kenkosyokuhin.html

5.アクリルアミドともやし炒め~リスク評価のその後は?

https://www.fsc.go.jp/iinkai/20shunen/05_akuriruamido.html

 

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