食品安全委員会の創立20周年を記念して、これまで行ってきた数々の食品健康影響評価から、主要なテーマについて松永和紀委員が解説する特別連載記事、第5回のテーマは「アクリルアミドともやし炒め〜リスク評価のその後は︖」です。

 

アクリルアミドは、⾷品を⾼温や直⽕で加熱調理するとできる発がん物質の一つで、

2002年ごろから注目されるようになり、当初はフライドポテトやポテトチップスなどがやり⽟に挙げられ、「悪い⾷品」と⾔われたりしました。

当委員会は「加熱時に⽣じるアクリルアミド」について2016年に「自ら評価」による評価書をまとめました。⽇本⼈が野菜炒めやコーヒーなどさまざまな⾷品からアクリルアミドを摂取し、家庭調理でも⽣成していることが明らかになりました

食品事業者が加工方法を工夫するなどの対策を進め、現在では食品中のアクリルアミドの低減が進んでいます。

 

その他コラムでは、「もやし炒め」を対象に、下処理や加熱の違いなどがアクリルアミド濃度にどう影響するのか、学術的に検証した結果も紹介しています。もやし炒めから⾒えてくるアクリルアミドの深い真実とは何かをお伝えしていますので、是非ご覧ください。

 

URL: https://www.fsc.go.jp/iinkai/20shunen/05_akuriruamido.html

 

【今までに公開したコラム】

1.トランス脂肪酸〜リスク評価の意味を知ってほしい〜(2023年6月2日公開)

https://www.fsc.go.jp/iinkai/20shunen/01_toransushibosan.html

2.薬剤耐性(AMR)のリスク評価に挑む(2023年6月21日公開)

https://www.fsc.go.jp/iinkai/20shunen/02_amr.html

3.カンピロバクターとの長い闘い(2023年7月14日公開)

https://www.fsc.go.jp/iinkai/20shunen/03_campylobacter.html

4.「健康食品」は安全とは限らない〜委員長らが異例の呼びかけ(2023年8月17日公開)

https://www.fsc.go.jp/iinkai/20shunen/04_kenkosyokuhin.html

 

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