食品安全委員会の山本茂貴委員長は、9月28日に食生活ジャーナリストの会が主催の勉強会(@日比谷図書館内のセミナールーム)において、「食品安全委員会の20年、これまでの歩みと今後の展望」という題で講演し、ハイブリッド形式で参加した73名と意見交換を行いました。

当委員会の使命は、その時々の最新の科学的知見に基づいて、食品の安全性に関する見解を示していくことです。そこで、創立20周年を迎えた食品安全委員会の発足のきっかけとなった、BSE(牛海綿状脳症)発生当時に行われた報道とリスクコミュニケーションについてお話し、さらに食品安全の国際ルールであるリスクアナリシスの基本的な考え方、今まで行ってきたリスク評価の成果と今後の展望について、委員長の専門分野である微生物・ウイルスを中心に、分野別に整理して解説しました。また、これからの食品安全委員会の進む方向性として、今後新たに登場する食品のリスク評価や新しい評価方法の活用、人材育成、DXの活用等についてお話しました。

 

後半は参加者との質疑応答が行われ、食品安全委員会のリスクコミュニケーションの改善のために、「メディアともっと連携すべき」や「委員長や事務局が機動的に記者会見を開くべき」、「食品安全委員会が関係組織と連携しながら、より正しい情報を発信すべき」等、多くの質問や意見が寄せられました。

・食生活ジャーナリストの会の当日の報告書はこちら

https://www.jfj-net.com/archives/14039

 

食品安全委員会は、今後もマスコミの皆様と連携し、国民の皆様の安全な食生活の一助となるよう、努めてまいります。

 

食品安全委員会は、地方公共団体、学校、団体等に対し、食の安全に関するセミナー・講座等の講師派遣、共催でのリスクコミュニケーションなどを行っています。

ご関心のある方は下記お問い合わせ先の「食品安全委員会の活動に関する御意見・御感想など」へご相談ください。

 

(お問い合わせ先)

食品安全委員会の活動に関する御意見・御感想など

 

http://www.fsc.go.jp/dial2/

 

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