7月24日(月)に、シンポジウム「コーデックス委員会60周年記念イベント~国際食品安全の今後10年先を見据えて~」をオンラインで開催します。本シンポジウムは、食品安全委員会のほか、厚生労働省、農林水産省、消費者庁、東京大学未来ビジョン研究センター及び厚生労働科学研究「食品行政における国際整合性の確保と食品分野の国際動向に関する研究」研究班との共催です。

 

国際的な食品安全を取り巻く状況は、気候変動をはじめとする環境問題、培養肉やゲノム編集食品などの新たな技術を用いた食品開発や生産システムの変化、SDGsの重視など、さまざまな社会的価値観や消費者嗜好の変化の中にあります。

 

今回のシンポジウムでは、現在、または今後直面する食品安全に関する国際的な課題や求められる活動は何か、そして日本はこれらにどのように貢献すべきかについて、講演やパネルディスカッションをとおして未来志向の議論を行う予定です。

 

なお、食品安全委員会からは松永委員がパネリストとして参加する予定です。

 

詳細や応募方法はこちらをご覧ください。

https://www.fsc.go.jp/koukan/osirase/codexsympo2023.html

 

*コーデックス委員会は、1963年にFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が合同で設立した政府間組織です。消費者の健康を保護し、公正な食品の取引を確保するために、食品安全に関する国際的な規格・基準・ガイドラインなどを定めています。こうした国際規格・基準の策定を支える上で不可欠となるのが、各種FAO/WHO専門家会合(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議、FAO/WHO合同残留農薬専門家会議、FAO/WHO合同微生物学的リスク評価専門家会議等)の科学的助言です。このような専門家会合に貢献できる人材を育成するとともに、最新の科学的知見に基づきリスク評価をアップデートしていくことが重要な課題です。