2023年も早くも1か月が終わろうとしています。月が変わればすぐ節分ですね。
節分当日は、食事に恵方巻、「鬼は外、福は内」の豆まきや、歳の数だけ豆をたべるというのを計画されている皆さんも多いのではないでしょうか?
でもそんな楽しい節分も、恵方巻や豆による窒息事故には注意が必要です!
食べ物をのどに詰まらせてしまう窒息事故はお年寄りに多く、令和2年(2020年)では3,800人以上が亡くなっています。おもちが原因の半数ぐらいですが、恵方巻にも使われているご飯や、パンなども事故につながっています。
また、5歳までの小さな子どもの事故も多く、原因はあめやラムネ、グミなどのお菓子、豆・ナッツ類、果物、肉・魚、ごはん、パンの順になっています。
数年前にはおにぎりの一気食いによる大人の死亡事故も起きており、健康な成人でも注意が必要です。
楽しい節分で事故が起きないよう、以下に気を付けましょう!
☆豆は5歳以下の子どもには食べさせない。豆まきは個包装されたものをまくなど工夫しましょう。
☆恵方巻は、大きいものは少しずつ口に入れて落ち着いて食べる、細く短いものを用意する、など、縁起と安全のバランスを考えましょう。
万が一、食べ物による窒息事故が起きてしまったら、すぐに119番へ連絡し、応急手当を開始しましょう!そして、もしもの場合に備えて、応急手当を覚えておくことも大切です!
一家だんらんの節分、安全に楽しく迎えてください!(執筆担当:K)
食品安全委員会 キッズボックス
「食べ物による窒息事故に注意」(令和3年(2021年)11月号)
http://www.fsc.go.jp/kids-box/index.data/202111_kidsbox.pdf
蘇生法の参考
日本医師会 救急蘇生法 https://www.med.or.jp/99/kido.html