食品安全委員会は、11月29日、沖縄県との共催で、沖縄県浦添工業高等学校の調理科の1年生を対象に、「知って防ごう食中毒」と題するリスクコミュニケーションを行いました。

 

冒頭、沖縄県保健医療部衛生薬務課田端課長の挨拶(代読)で始まり、食品安全委員会事務局 藤田リスクコミュニケーション官から、調理師が気を付けるべき食中毒の予防に関する講義を行いました。

 

次のコマでは、生徒たちが各班に分かれて、講義で習ったことを踏まえて、飲食店でお客様から食材をレアで出してと言われた場合の対応マニュアルを作るという想定のグループワークを行いました。

 

各班の発表では、各班が食材として選んだ鶏肉や牛肉がなぜ生やレアで出せないのかを科学的に説明し、それでもお客様が自己責任で食べるからとおっしゃっても、安全・安心なお食事を提供したいなどと、お客様の感情に訴える対応案を考えており、素晴らしいと思いました。

 

また、本年度は完全リアルで行ったことから、より密なコミュニケーションが取れたのではないかと思います。

 

食品安全委員会では、地方公共団体、学校、団体等に対し、食の安全に関するセミナー・講座等の講師派遣、共催などを行っています。

ご関心のある方は下記お問い合わせ先の「食の安全ダイヤル」へ、電話かメールでご相談ください。

 

(お問い合わせ先)

食品安全委員会ウェブサイト 食の安全ダイヤルについて

http://www.fsc.go.jp/dial/