蒸し暑い季節を迎え、生野菜や浅漬けを食べる方が多いことと思います。一方で、白菜漬け、冷やしきゅうり、きゅうりのあえものなど、加熱しない野菜料理を食べたことによる食中毒事故がこれまで報告されています。

家庭でサラダや浅漬けなどの加熱しない野菜料理を作る時は、食中毒予防の3原則のうち、「つけない」、「ふやさない」を徹底しましょう。

【つけない!】
・野菜にさわる前に、石けんをつけてしっかりと手を洗う。
・野菜は、流水でしっかり洗う。
(特に、葉物野菜は、葉をはがして一枚ずつていねいに洗い、根菜類は土をしっかり洗い流す)
・清潔な包丁やまな板を使う。洗った後、熱湯をかけると消毒効果がある。

【ふやさない!】
・冷蔵が必要な野菜は、料理を始める直前まで、冷蔵庫に保管する。
・作ってすぐに食べない場合は、冷蔵庫に保管する。

一方で、高齢者や子どもの食事には、同じく食中毒予防の観点から、できるだけ加熱調理した野菜を使うようにしましょう。

(参考)
食品安全委員会 キッズボックス「食中毒を防ぐために~野菜の場合~」(2020年7月号)
http://www.fsc.go.jp/kids-box/

食品安全委員会 食中毒予防のポイント
http://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku.html