食品安全委員会は、令和3年度の運営計画を決定、公表しました。委員会が重点的に取り組む事項を定め、業務を着実に行うとともに改善に努めてまいります。

【概要】

・食品健康影響評価の着実な実施
食品の安全に関する国際的動向等を踏まえつつ、評価指針の改訂の検討を行うとともに、客観的かつ中立公正なリスク評価を推進します。
本年度においては、特に以下の事項に係る取組を重点的に行うこととします。
①食品健康影響評価の調査審議の透明性及び一貫性確保に資する評価ガイドライン
の見直し
②農薬再評価に係る食品健康影響評価の実施
③養殖魚等への抗菌性物質の使用により選択される薬剤耐性菌の食品健康影響評価
に着手

・リスクコミュニケーションの戦略的な実施
様々な媒体を活用したリスクコニミュニケーションを実施することにより、科学的知見に基づく食品健康影響評価等の食品の安全性に関する情報について、国民の一層の理解を促進します。

・研究・調査事業の活用
研究・調査を計画的に実施し、その成果を食品健康影響評価に活用するとともに、評価方法の企画・立案等にも迅速かつ効果的に活用します。また、透明性を確保するため、事業実施の各段階において外部有識者による評価を行います。

・海外への情報発信、国際会議等への参画及び関係機関との連携強化
食品安全確保総合調査及び食品健康影響評価技術研究の成果等の英訳を行い、順次英語版ホームページに掲載します。また、ウェブ会議システムやメール等を利用し、引き続き、海外の食品安全機関等と食品健康影響評価に関する情報交換を実施して連携強化を図ります。

詳しくは、「令和3年度 食品安全委員会運営計画」をご覧ください。

令和3年度 食品安全委員会運営計画
http://www.fsc.go.jp/iinkai/index2.data/uneikeikaku_r3.pdf