【シリーズ:カフェインを知ろう】頑張りたい時のカフェイン摂りすぎに気をつけて ~受験生とその保護者の皆様へ~

 

この時期、受験シーズンを控え、深夜まで勉強に励まれている方もいらっしゃることと思います。

受験を控えた子どもたちが、眠気覚まし効果をうたったエナジードリンクや錠剤などを利用することがあるようですが、これらの製品の中には、コーヒー1杯よりも多くのカフェインが含まれているものもあります。

カフェインは、適量摂ると、頭がすっきりし、眠気を覚ます効果がありますが、多量に摂ると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠などが現れることがあります。子どもは大人よりも感受性が高いため、心身の不調が現れやすいと考えられます。国際機関等は、子どものカフェインの1日あたりの最大摂取量を大人の摂取量よりも低く設定しています(画像参照)。

また、エナジードリンクと合わせて他のカフェイン入り食品を摂る場合、カフェインの摂取量は上乗せになります。

受験生やその保護者、周囲の方々はお子さんのカフェイン摂取について注意をしましょう。

(参考)
食品安全委員会 ファクトシート「食品中のカフェイン」
http://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf

厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

農林水産省「カフェインの過剰摂取について」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html