埼玉県で病原大腸菌による食中毒が発生しました。埼玉県の発表では、有症者数は3,453名に上り、腹痛や下痢等の症状を示しているとのことです。給食が原因と考えられており、製造した給食センターを営業停止にしています。(7月2日時点)
大腸菌は人や動物の腸内に存在しており、その多くは害がありません。しかし、中には下痢などの症状を引き起こすものがあり、これらを病原大腸菌と呼んでいます。病原大腸菌による食中毒は、菌に汚染された食品を喫食することで発生します。
調理をする時は、
・材料は調理前に良く洗う(ただし肉は洗ってはいけません)。
・材料や料理は、適切に冷蔵庫で保管する
・確実に加熱調理(75℃以上1分で大腸菌は死滅)する
など予防3原則「つけない」「増やさない」「やっつける」を守ってください。
また、調理した食品についても衛生的に扱ってください。

食品安全委員会では様々な食中毒について情報提供を行っています。ぜひ一度ご覧いただき、食中毒予防に努めてください。

(参考)
・埼玉県県政ニュース 報道発表資料「食中毒を発生させた施設の行政処分について」

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2020/0702-07.html
・政府広報オンライン「食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント」
https://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/index.html
・食品安全委員会 食中毒予防のポイント
http://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku.html
・食品安全委員会 食品健康影響評価のためのリスクプロファイル
http://www.fsc.go.jp/risk_profile/