カフェインを適量摂取すると、頭がすっきりし、眠気を覚ます効果があります。
 このカフェインの覚醒作用は、アルコールの酔いを覆い隠してしまいます。カフェインとアルコールを一緒に摂ると、酔いに気づかず、結果としてお酒を飲みすぎてしまうので、アルコールによる健康への悪影響を受けやすくなります。さらに、カフェインとアルコールはどちらも利尿作用があるため、気づかないうちに脱水症状になってしまう可能性もあります。お酒と一緒に飲む飲料は、カフェインを含まない飲料を選んでください。
 米国では、アルコールにエナジードリンクを混ぜて飲むことが人気で、19~28歳の若者のうち31.8%は、過去1年間のうちにこのような方法でアルコールを飲んだことがあると回答しています。一方、アルコールの過剰摂取により亡くなった人が米国だけで毎年88,000人いるため、アルコールの過剰摂取に対する様々な対策を行っており、アルコールとエナジードリンクを混合するリスクを消費者に警告する取組事例もあります(参考1)。

さらに詳しく知りたい方はこちら
食品安全委員会 ファクトシート「食品中のカフェイン」

http://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf

(参考1)
米国疾病管理予防センター(CDC): Alcohol and Caffeine (最終更新:2020年2月)

https://www.cdc.gov/alcohol/fact-sheets/caffeine-and-alcohol.htm