本日は、⑱ 摂る際には、何を、いつ、どのくらい摂ったかと、効果や体調の変化を記録してください、というメッセージをご紹介します。

 「健康食品」(※)を摂っている際は、自分の体調の変化によく気をつけてください。このとき、(1)いつ、(2)どの製品を、(3)どのくらいの量摂ったか、(4)その時の体調はどうだったか、という4つをメモすることは、「健康食品」を安全に摂るために役立ちます。
 例えば、「健康食品」を摂っている際に下痢、腹痛、発疹、発赤等のアレルギー症といった体調変化が起きた場合、上記のメモを取っていれば、その「健康食品」を中止する判断がしやすくなります。また、そのメモは、医師や薬剤師にとって、体調変化が「健康食品」によるものかどうか因果関係を推定することに役立つ情報となります。他方で、「健康食品」を摂取する前と後で「体調は変わらない」というメモが並べば、本当にその「健康食品」が必要か、考えるきっかけになります。
 「健康食品」を摂っている間は、表のように、4項目(いつ、どの製品を、どのくらいの量摂ったか、その時の体調はどうだったか)をメモする習慣をつけてください。

 

※ 「健康食品」には定まった法律上の定義はありません。
食品安全委員会からの「19のメッセージ」では、「健康の維持・増進に特別に役立つことをうたって販売されたり、そのような効果を期待して摂られている食品」を「健康食品」としています。

(参考)
・食品安全委員会 「健康食品」に関する情報

http://www.fsc.go.jp/osirase/kenkosyokuhin.html

・国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報
http://hfnet.nibiohn.go.jp/
(2019年5月24日公表)国内外で注意喚起された健康食品による健康被害の特徴 (Ver.190524) 
http://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail3970.html